カナダと蚊について思うところ
カナダといえば蚊!まだ1990年代に初めてカナダに遊びにきた時には、このようなデザインの絵葉書が売っていました。「カナダといえば、蚊」を絵で表すとこういうことらしい。

そして、今年は5月には全く雨が降らなくて、でも6月はほぼ毎日のように雨が降り、記録に残っている限りでは史上一番の雨量になったという年です。結果、蚊が大量発生してます。今年はバルコニーのテーブルで食事する気にもなりません。自分たちが蚊の食事になってしまうので。
なぜまた、「蚊」の話かと言いますと、マイキーさんが企画なさった #エッセイしりとりに、Tomoko | パワフルエイジングさんからのバトンを受けて、参加することになった次第です。(開催期間:2026年8月12日〜8月31日23時59分まで)
Tomokoさんの記事は『スルメは、イカに戻りたいのだろうか』というタイトルだったので、「か」で始まるタイトルの記事を書く、ということなのです。よっしゃ。
実は、わたしはnoteを始める前からTomokoさんのポッドキャストでお話を聞いていました。更年期の症状に悩んでいる時に出会ったポッドキャストやブログなどの一つでした。そして、noteを読み始めてから、「あれ?このTomokoさんってポッドキャストのTomokoさん?」と驚いたのです。noteでもポッドキャストでも、色々な更年期のお話をとてもわかりやすくお話ししてくれていて、心が何度も助けられました。
さて、蚊の話に戻ります。
今年は、記録的に蚊が多い年になってしまいました。1999年にカナダに引っ越ししてから、2014年も蚊が大量発生し、今年また大量発生の年となりました。
一歩外に出ただけで、群がってくる。ひえー、と叫びながら逃げたり叩こうとしますが、そんなことにおじけずく奴らではありません。一度の外出で何度も刺されるのがわたしです。他に一緒にいる人もいるのに…。もう身体中あちこちボコボコになっています。
7月に日本から友人が遊びにきてくれました。そこで、国立公園に遊びに行こうか、と計画を立てていたのですが、その友人も蚊に好かれるようで裏庭に出ていただけでも、腕や脚が刺されて真っ赤になっていました。それを見た夫は、「君たち二人とも蚊に好かれているようなのに、このカナダの森の中に出て行こうとしてるの?無謀だよ。無謀」と諭されました。「こんな話を先輩から聞いたことがある。ノースウェストテリトリーで蚊が大量発生した年に、野生のヘラジカが蚊の群れに襲われて失血で死んでいたのを見たことがあったって」と話しました。
この話を聞いた私たち二人(52歳)は、血の気がひくような気がして、国立公園に行くのはやめにしました。「日本人女性二人国立公園で心肺停止で発見される 死因は蚊の大群による失血」などとニュースで言われることを避けるために。
こうして生き延びることができたわけですが、それでも、庭仕事をしようと外に出ると、最低でも5箇所は蚊に刺されます。ある時は、刺されるのがいやでレインコートを着て頭もフードをすっぽりかぶって庭の仕事をしましたが、熱中症になるような気がしてやめました。カナダの夏は25度越したら夏です。それでも熱中症の危険があるのです。
窓には全て網戸がありますが、人間が普通にドアで出入りする時に、家の中に侵入してくる蚊もいます。夫は、わたしのように素早く出入りしないで、危機感全くなしでのんびりと出入りしてるから、夫のせいだと思っています。
そして、数日に一回くらい、夜寝ていると耳のそばで「ぷ〜ん」という嫌な音。夜目が聞かないお年頃なもので、その音を聞くと、さっさと枕とブランケットを持って客間へと避難します。そう、夫は置きざりにして。でも、朝になって確認しても夫は全然刺されていません。カナダ人は美味しくないのでしょうか?
このように蚊が大量発生している時期には、窓枠の掃除も欠かせません。わたしのことを刺した蚊は、大抵窓枠の下の方で息絶えています。うちに入ってくるなら、脱出計画も立ててから入ってくればいいのに、結局こういう終わりになる。けっ、所詮は虫ケラだ。
それにしても、蚊ってわざわざ哺乳類の血を吸うために皮膚の上から血管のありかを見つけて着地して刺してくる、結構動きはとろいのに、よくもまあ、こんな危険を犯すものだ。ちょっとくらいの血なら分けてあげても別にいいんだけど、痒くなる成分を注入してくるのだけは、本当なんとかしてほしい。
蚊に刺された時用の手作り軟膏のレシピを紹介いたします。刺されてすぐ塗ると、結構効きます。作るのに時間はかかるのだけど、来年用に今から作ってみてください。オオバコは、昔から虫刺されなどの刺激を「引き出す」ような作用があるとのことです。
オオバコの軟膏
オオバコの葉っぱ(大きめ)5〜10枚
オリーブオイル・ホホバオイルなど
蜜蝋(ペレット状がとかしやすい)
(1)オオバコの葉っぱをなるべく綺麗な場所からとってくる。犬がマーキングなどしていないような場所から選ぶこと。
*オオバコの葉っぱと一緒にカモミールやカレンジュラの花びらなどを入れると炎症止めにも。
(2)オオバコの葉っぱを綺麗に洗い、布巾などで水気を取り除き、表面が乾くまで置いておく。
(3)オオバコの葉っぱに水気が残っていないことを確認した上で、千切りにして、ガラスの容器の底に詰める。
(4)オオバコの葉っぱが完全に浸るくらいまで、オイルを注ぐ。(この際、葉っぱがオイルの上に浮かんで空気に触れないように気をつける。葉っぱの間にも空気が残らないようにする)
(5)6〜8週間、直射日光の当たらない場所に置いておく。上に葉っぱが浮いてきてカビが生えていないか気をつけること。
(6)その後、葉っぱはもう必要ないのでオーヒーフィルターやガーゼなどを使ってオイルと葉っぱを分ける。感謝しながら、葉っぱは廃棄する。オイルの重さをキッチンスケールで計っておく。
(7)湯煎で、オイルの半分の重さの蜜蝋をとかす。蜜蝋が完全にとけた後にオイルを入れて温め続ける。オイルを入れた直後は蜜蝋がまた固まるが、混ぜ続けるとすぐ液体状になる。
(8)完全に液体状になったら、ガラスや陶器の容器に入れて出来上がり。(数年はOK。冷蔵庫に入れておくともっともつかも。)皮膚の痒み・虫刺され・腫れ・とげなどなどに効く。
あらら、結構長い記事になってしまいました。最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございます。
#エッセイしりとりのバトンをお渡しする相手は、シェへさんです。シェへさんは、抜群の記憶力と分析力で幼少時代の逸話からさまざまなシーンの人間の集まりの様子や美味しそうな食べ物に関するお話を紡ぎ出す能力をお持ちの方です。
シェへさん、この記事のタイトルは『カナダと蚊について思うところ』なので、「ろ」で始まるタイトルの記事を一本、お願いします。バトン、お渡ししましたよ〜。
