ISO審査員への挑戦9:ISO9001の内容(1 適用範囲・2 引用規格・3 用語及び定義)
今、審査員を目指して研修受講に取り組んでいます。前の記事では、審査員になるための、講習について述べました。試験についても書いていくところですが、それは実際に受験した後とさせていただくとして、今回はISO9000シリーズのJIS規格を参考に、ISO9001:2015 1適用範囲・2引用規格・3用語及び定義 の内容について勉強していきたいと思います。
なお、ISO9001:2015については、下記のリンクを参考にしてください。
ISO9001 1 適用範囲・2 引用規格・3 用語及び定義 解説
規格の目的①:要求事項に適合した製品・サービスの提供
JIS Q 9001「1」での示唆:
組織が「顧客要求事項及び適用される法令・規制要求事項を満たした製品及びサービスを実効的に提供する能力をもつことを実証する必要がある場合」に適用するとされています。
JIS Q 9000の語句:
「製品 (Product)」「サービス (Service)」「要求事項 (Requirement)」
用語の定義:
製品:
組織と顧客との間で取引が行われないで生産される、組織のアウトプット(例:ハードウェア、ソフトウェア等)。
サービス:
組織と顧客との間の接点で行われる、少なくとも一つの活動を含む組織のアウトプ0ット。
要求事項:
明示されている、通常暗黙のうちに了解されている又は義務として要求されている、ニーズ又は期待。
紐づけ解説:
適用範囲の冒頭で「製品及びサービス」と明記されているのは、製造業だけでなくサービス業を含むあらゆる組織が対象であることを意味します。そして、顧客の期待(顧客要求事項)だけでなく、法律やルール(法令・規制要求事項)を守ったアウトプットを出し続けることがQMSの最低ラインであると定めています。
規格の目的②:顧客満足の向上
JIS Q 9001「1」での示唆:
システムの改善プロセスや、不適合の防止を含めた「システムを有効に適用することによって、顧客満足の向上を目指す場合」に適用します。
JIS Q 9000の語句:
「顧客満足 (Customer satisfaction)」「改善 (Improvement)」
用語の定義:
顧客満足:
顧客の受け止め方に関する尺度で、顧客の要求事項が満たされている程度。
改善:
パフォーマンスを向上させるための活動。
紐づけ解説:
JIS Q 9001は「不良品を出さない」という受動的な管理だけではなく、システムを改善し続けることで顧客の期待を超え、顧客満足を高める積極的な運用を意図していることを示しています。
汎用性(あらゆる組織への適用)
JIS Q 9001「1」での示唆:
この規格の要求事項は「業種、形態、規模、提供する製品及びサービスを問わず、あらゆる組織に適用できる汎用的なもの」として作られています。
JIS Q 9000の語句:
「組織 (Organization)」
用語の定義:
責任、権限及び相互関係を伴う独自の機能をもった、個人又は人々の集まり。
紐づけ解説:
JIS Q 9000における「組織」の定義は非常に幅広く、企業、法人、官公庁、NPO、あるいはその一部(事業部や課など)も含まれます。JIS Q 9001の「1 適用範囲」は、その定義通りあらゆる形態の組織が品質管理の仕組みを導入できるよう設計されていることを宣言しています。
1適用範囲のまとめ
JIS Q 9001の「1 適用範囲」は、JIS Q 9000の用語を踏まえると以下のように整理できます。
誰が対象か: あらゆる形態・規模の「組織」
何を届けるか: 要求事項を満たした「製品及びサービス」
何を目指すか: プロセスの「改善」を通じた「顧客満足」の向上
つまり、単に規格の認証(マーク)を取るためではなく、組織が顧客と社会からの信頼を得て成長していくための「スタートラインの宣言」となるセクションです。
2 引用規格 ・3 用語及び定義
省略します。
最後に
この章で、”法的要求事項”という言葉が出てきます。以前EMSの審査の際に、危険物倉庫の表示が最新の消防法に会っていないと言い、不適合にしようとした審査員と遭遇しました。その際は、「マネジメントシステムの法的要求事項とは、事業活動のすべてを含む」みたいなことを言われたのを記憶しています。
今回審査員研修の際、講師の先生と議論させていただいたのですが、やはりここは品質に関連するところに限定すべきではないかとの結論になりました。例えば、安衛法でも圧力容器構造規格とか、ASMEのような規格とかが該当すると考えるとすっきりします。
今回の研修の課題で、WPSにない溶接棒を使用していることが例示されていましたが、まさにこれが当たるのではないかと思いました。
写真は、
写真は、2018年10月に、webサイトで調べた演奏会を見に行ったホールです。演奏の帰りに、近くの船堀タワーに登りました。以前掲載した駅のホームから眺めた翌月のことです。この演奏会がきっかけで吹奏楽を再開しました。
画像に写っている建物は、東京都江戸川区瑞江にある東部フレンドホールクリックするとサイドパネルが開き、詳細が表示されます(江戸川区立東部フレンドホール)です。
主な施設と用途
江戸川区が運営するコミュニティ・文化施設で、地域住民のサークル活動やイベント・集会などに幅広く利用されています。
多目的ホール:
作品発表会や講演会、演劇、コンサートなどに利用できる集会ホールを備えています。
集会室・集会施設:
和室や各種会議室・集会室があり、サークル活動や打ち合わせなどに使用できます。
東部健康サポートセンター:
館内には健康相談や地域福祉に関する窓口である「東部健康サポートセンター」なども併設されています。
駅からのアクセスが良く、地域活動やコミュニティ形成の拠点として活用されている施設です。
