「猿蟹合戦」の真実:視点を変えると世界が変わる
誰もが一度は聞いたことのある昔話「猿蟹合戦」。ずる賢い猿を蟹が仲間と協力して懲らしめる、勧善懲悪の物語として親しまれていますよね。しかし、芥川龍之介の手にかかると、このお伽噺は全く違った様相を呈してくるのです。
お伽噺の裏側:芥川龍之介「猿蟹合戦」のあらすじ
物語は、蟹が猿に騙されて柿の種と握り飯を交換するところから始まります。しかし、猿は熟した柿を与えず、青い柿を投げつけて蟹を傷つけます。怒った蟹は、臼、蜂、卵と協力して猿に復讐を誓い、見事猿を打ち倒すことに成功します。
…と、ここまでは皆さんご存知の通り。しかし、芥川版「猿蟹合戦」は、ここからが本番です。
仇討ちを果たした蟹を待っていたのは、世間の称賛ではなく、警察の逮捕でした。裁判の結果、蟹は主犯として死刑判決を受け、仲間たちも無期懲役となってしまうのです。
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