アートメイクはどこで受けても同じ?2,000症例以上施術してきた看護師が考える「施術者の選び方」
「アートメイクをしたいけど、どこで受けたらいいのか分からない」
これは、実際によく聞かれる質問のひとつです。
Instagramで検索すると、きれいな症例写真がたくさん出てきます。
クリニックもたくさんあるし、施術者もたくさんいる。
価格も違えば、デザインや技法も違う。
正直、
「結局、何を見て選べばいいの?」
と思う方も多いのではないでしょうか。
私はアートメイクに携わって6年目になり、これまで2,000症例以上の施術を経験してきました。
その中で感じているのは、
アートメイクは「どこで受けても同じ」ではない
ということです。
でも同時に、
「有名な施術者なら大丈夫」
「症例写真がきれいなら大丈夫」
とも限らないと思っています。
今回は、これからアートメイクを受ける方に向けて、私自身が施術者として大切だと思っている「選ぶときに見てほしいポイント」をまとめます。
① まず確認してほしいのは「どこで、誰から受けるのか」
デザインや症例写真を見る前に、まず確認してほしいことがあります。
それは、
適切な医療体制のもとで行われているアートメイクかどうか。
ということです。
日本では、針先に色素をつけて皮膚に色素を入れ、眉やアイライン、リップなどを描くアートメイクは「医行為」に該当します。
看護師が施術する場合も、医師の指示のもとで行う必要があります。
SNSを見ていると、どうしてもデザインや価格に目がいきがちです。
でも、アートメイクは美容サービスであると同時に医療行為です。
だからこそ、
「誰が施術するのか」だけではなく、
「どこで、どのような医療体制のもとで受けるのか」
ここは最初に確認してほしいと思っています。
② 症例写真は「直後」だけを見ない
施術者を探すとき、一番見るのは症例写真だと思います。
もちろん、症例写真は大切です。
ただ、私なら施術直後の写真だけでは判断しません。
アートメイクは、施術した瞬間が完成ではありません。
施術直後は色が濃く見えることもあり、その後、時間の経過とともに見え方が変化していきます。
だからこそ見てほしいのが、
定着後の症例写真です。
直後がきれいなのはもちろんですが、
「時間が経ったときに、どんな色や形で残っているのか」
も、とても大切だと思っています。
Instagramを見るときは、
施術直後の写真だけではなく、定着後の写真も掲載されているか。
ぜひ確認してみてください。
③ 「きれいな眉」だけではなく「いろいろな眉」を見る
もうひとつ、症例写真を見るときに私が大切だと思うポイントがあります。
それは、
症例が全部同じような眉になっていないか。
ということ。
人の顔は一人ひとり違います。
骨格も違えば、表情筋の動きも違う。
普段のメイクも、好きな雰囲気も違います。
だから私は、
「この形がきれいだから、全員この眉」
というものではないと思っています。
ナチュラルな眉。
少しシャープな眉。
柔らかい印象の眉。
太め、細め。
いろいろな症例を見たときに、その方に合わせたデザインになっているか。
「施術者の好きな眉」ではなく、
「その人に合わせた眉」を作っているか。
ここは、ぜひ見てほしいポイントです。
④ カウンセリングを大切にしているか
これは症例写真だけでは少し分かりにくい部分です。
でも私は、施術者を選ぶうえでとても大切だと思っています。
アートメイクは、
「この写真と同じ眉にしてください」
だけで決めるものではありません。
普段どんなメイクをするのか。
眉を描くとき、どこに困っているのか。
どんな雰囲気になりたいのか。
逆に、どんな眉にはなりたくないのか。
そういった希望をしっかり聞いたうえで、その方に合うデザインを一緒に考えていく。
私自身、これまでたくさんのお客様と向き合う中で、
技術と同じくらい、カウンセリングは大切
だと感じるようになりました。
だからSNSやホームページを見るときも、症例写真だけではなく、
「この施術者は、どんな考えでお客様と向き合っているんだろう?」
という部分まで見てみてほしいです。
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⑤ 「安い・高い」だけで決めない
アートメイクは決して安い施術ではありません。
だから価格を比較するのは当然だと思います。
ただ、
「安いからダメ」でもなければ、
「高いから安心」でもありません。
価格だけでは、その施術者が自分に合っているかまでは判断できません。
私なら、
症例や施術内容、カウンセリング、施術後のフォロー、医療機関としての体制なども確認したうえで、
「この人なら自分の眉を相談できそう」
と思えるかを大切にします。
価格も大切な判断材料のひとつ。
でも、それだけで決めるのではなく、自分が納得して任せられる施術者を探してほしいと思っています。
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⑥ 最後は「この人に相談したい」と思えるか
少し感覚的な話になりますが、私はこれも大切だと思っています。
アートメイクは、施術者と相談しながらデザインを作っていきます。
分からないことを質問できる。
希望を伝えられる。
「そこは少し違うかも」と言える。
そして施術者側も、できること・難しいことを含めて、きちんと説明してくれる。
そんな関係を作れるかどうか。
SNSでの発信や文章、実際のカウンセリングを通して、
「この人ならちゃんと相談できそう」
と思える施術者を選ぶことも、とても大切だと思っています。
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私なら「症例写真+その人の考え方」を見ます
もし今、私自身がアートメイクを受ける側になって施術者を探すなら、症例写真だけでは決めません。
定着後はどうなっているのか。
いろいろな方に合わせてデザインしているか。
カウンセリングを大切にしているか。
メリットだけではなく、注意点についてもきちんと説明しているか。
そして、
その施術者が何を大切にしている人なのか。
そこまで見てから選ぶと思います。
フォロワーが多い。
有名である。
価格が高い。
予約が取りにくい。
もちろん、それらも判断材料のひとつにはなると思います。
でも、それだけで「自分に合う施術者」とは限りません。
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アートメイクを「自分で選べる」ようになってほしい
私はこのnoteで、
「私のところで受けてください」
と伝えたいわけではありません。
むしろ、
アートメイクを受けたいと思ったときに、広告や価格、SNSのきれいな写真だけで決めるのではなく、
自分で見て、比べて、納得して選べるようになってほしい。
と思っています。
そのための判断材料を、施術する側の視点から少しずつお伝えしていきます。
今回書いたことも、施術者選びの「絶対的な正解」ではありません。
ただ、2,000症例以上を経験する中で、
私自身が大切だと感じるようになったこと
です。
これからアートメイクを受けようと思っている方の、ひとつの参考になれば嬉しいです。
次回はもう少し具体的に、「症例写真を見るとき、私はどこを見ているのか」について書いてみようと思います。
現場で学んだことを、言葉に。
アートメイクのみさきさん。
河野美咲希
