ピアサポート?膝サポーターかと思った。
私は足立区の「障がい福祉センター あしすと」で、ピアサポーターをしています。
最初に「ピアサポート」と聞いたとき、みなさんなら何を思い浮かべますか?
私は正直、「新しい膝のサポーター?スポーツ用品の新製品?」だと思ってました(笑)。
でも実際はぜんぜん違います。
※障がいのある方が自らの体験に基づいて、同じ障がいのある方の相談相手となり、社会参加や問題の解決などを仲間(peer)として支援する活動のことを「ピアサポート」、この活動をする人を「ピアサポーター」と呼びます。
足立区の広報にも載っているように、「同じ障がいのある人同士が経験を生かして支え合う仕組み」のこと。
相談室というより、「あるある〜!」って笑い合える仲間づくり。
それがピアサポートなんです。
足立区の4部門
足立区では、このピアサポートを制度として行っています。
部門は4つ。
• 視覚
• 聴覚
• 肢体
• 高次脳機能障害
私はこの中の「高次脳機能障害」を担当しています。
私の“あるある”
高次脳機能障害といっても、ピンとこない方も多いと思います。
わかりやすく言うと——
• カレンダーを見ているのに、予定をダブルブッキングしちゃう
• 冷蔵庫を開けたら、カギが入っていた
• 扉は年がら年中、開けっぱなし(笑)
真剣にやっているのに、なぜかこうなる。
これが「高次脳あるある」です。
利用者から、まさかの打診
実は私自身、あしすとに 1年間 通ってリハビリをしていました。
期限があるので、卒業したら「はい、おつかれさま〜」と放牧状態🐄。
しばらく普通に過ごしていたのですが、ある日、相談員さんから声をかけられました。
「みーちゃん、高次脳機能障害の担当が10年で満期になるから、次やってみない?」
……えっ、私!?
もっとちゃんとした人、いるでしょうに。
私は冷蔵庫にカギを入れるし、扉は開けっぱなしですよ?(笑)
でも考えてみれば、だからこそ「あるある〜!」って笑い合えるのかもしれない。
卒業生として“バトン”を受け取る役目なのかなと思って引き受けました。
誰も来ない日もあるけど
正直に言うと、相談に来る人がいなくて中止になる日もあります。
「今日はゼロ」ってなると、ちょっと切ない。
でも逆に考えれば、「悩みが解決したから来ない」のかもしれない。
そうだったら、それはそれでヨシ‼️ですよね。
ピアサポートと高次脳がつながるとき
「ピアサポート」と「高次脳機能障害」。
この2つがつながることで、ようやく「ひとりじゃない」と思える。
そんな場が、ここ足立区にはあります。
ちなみにこの話は、足立区の福祉部 障がい福祉センターあしすとの所長さんから
「個人が特定されなければOK」とお墨付きをいただいていますので、ご安心を😊
