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振り回した最初の男|あの日のわたしに会いに行く

中3の春は、涙でスタートした。
クラス替えで、わたしは親友たちと離れてしまったのだ。

悲しみにくれて泣いているところに、担任が通りかかった。
「どうしたのか?」

涙が止まらないわたしは、多くを語れなかった。

「担任が悪かった」
吐き捨てるように言ったそのひとことで、片づけてしまった。


その日は、帰宅後もいじけていて、早々にふて寝してしまった。

「わたしが悪かったのでしょうか?」
そう言って、担任がやってきたらしい。

翌朝、わたしは、そのことを知った。

「あなたが心ない言葉を吐き捨てるから、先生が困ってたじゃない」
と母親に呆れられた。

まさか、担任がやってくるなんて、と驚いた。

学校に行きたくない。
担任にも会わせる顔がない。

でも、当時はまだ不登校という言葉もない時代。
休むことは許されない。

「昨日は、すいませんでした。」
担任が嫌だったというのも、多少はある。
でも、ここは、とりあえず謝っておいた。

このクラスは、まとまりのないクラスで担任も手をやいていた。
わたしは、時間をみつけては家庭科室や保健室に逃げ込んでいた。
そんなわたしに、
「クラスの接着剤になってくれないか」
と、担任から頼まれた。

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