「明日、小さい頃の写真いるんだわ」と言った長男と、涙が止まらなくなった日
「おやすみ」と言って自分の部屋に行った長男が、ドタドタとリビングに戻ってきました。
どうしたのかと思ったら、
「明日、小さい頃の写真、学校に持ってかなきゃだわ」
と言うのです。
よろしくー!と軽く言い残して、また部屋へ戻っていく背中。
えー、もっと早く言ってよ。そう思いながらも、私はスマホの写真フォルダを開きました。
授業で、小さい頃の自分の体つきと今を比べるのだそうです。赤ちゃんから小3くらいまでの写真が1枚必要とのことでした。
赤ちゃんの頃の写真はすでにパソコンに移してあり、スマホに残っているのは主に3歳以降。それでも探すには十分でした。
わぁ、小さい。わぁ、かわいい。
あ、これは熱を出したときの写真だ。
このTシャツ、よく着せていたな。
そんなふうに一枚一枚見ているうちに、気がつけば涙が出ていました。
ぽろぽろではなく、ぼろぼろと。
どうして泣いているのか、自分でもうまく説明できません。
あの頃に戻りたいのか、戻りたくないのか。
小さかった長男がただただ愛おしいのか。
それとも、初めての育児に必死だった自分を見ているのか。
どれも当てはまる気もするし、どれも少し違う気もします。
ただ、写真を見ているだけで、感情だけが静かに溢れていきました。
あの頃は毎日が必死で、余裕なんてまったくありませんでした。それでも今こうして振り返ると、どの瞬間もちゃんと意味を持ってそこにあったのだと思えてきます。
結局、1枚には決めきれず、3枚プリントアウトしました。
印刷した写真は、全部そのまま長男に渡しました。少し照れくさそうに、それでもちゃんと持っていってくれました。
そのことが、なんだか嬉しかったです。
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今日も読んでくださってありがとうございます。
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