「もう若くない」と言いかけて、やめた。
400mが60秒を切れない。
200mの30秒切りも、余裕がない。
中学生のスタートダッシュに置いていかれる。
正直に言う。
焦っている。
でも――
私は、忘れられないレースがある。
■ 41歳の800m
九州大会。
市民ランナー日本一決定戦の予選会。
相手は“40代最強”と呼ばれていたランナー。
レースは静かに流れた。
そして、残り300m。
来た。
ロングスパート。
一気に上がるペース。
脚が悲鳴を上げる。
ここで離れたら終わる。
必死に食らいつく。
残り100m。
横並び。
心臓が破れそうだった。
そこから、スプリント。
腕を振る。
歯を食いしばる。
――先着。
タイムは2分1秒。
41歳。
ゴール後、全身が震えていた。
あの高揚感。
あの景色。
私は、あの自分を知っている。
■ 今の現実
今は2分8秒。
少しずつ落ちている。
「年齢だから仕方ない」
その言葉は、何度も頭をよぎる。
でも、それを受け入れた瞬間、
41歳のあの自分に顔向けできない気がする。
あなたはどうですか。
過去の自分に、胸を張れていますか。
■ 息子の一言
最近、息子も走っている。
ある日、ぽつりと言った。
「まだまだ一緒に走りたい。」
その一言が、胸に刺さった。
ああ、私はまだ終われない。
父としても、
ランナーとしても。
挑戦している背中を、見せていたい。
■ 雨水の季節に決めたこと
今日は雨。
日課のランニングは休んだ。
今は「雨水」。
雪が溶け、春へ向かう季節。
衰えを感じる今も、
きっと溶かせる。
凍りかけた自信も。
鈍ったタイムも。
■ もう一度、勝負する
400mを戻す。
200mを戻す。
そして――
800m、2分切り。
できる保証はない。
でも、
本気で挑み続ける自分ではいられる。
41歳の2分1秒は、
私の中でまだ生きている。
あなたはどうしますか。
受け入れますか。
それとも、抗いますか。
私は抗う。
まだ終わらない。
同じように挑み続けたい人へ。
フォローで伴走してください。
スキは、あなたの挑戦の合図に。
あのラスト100mの感覚を、もう一度。
