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走れメロスはGoogleマップを使えば前日には城に着く

こんばんは。今日もお疲れさまです。

ざっくりしたあらすじ

 メロスはちょっぴり勢いで王様を
殺しかけたけど、逆に殺されそうになった。
急遽友を身代わりして妹の婚礼を見にきた。
婚礼を見終えたメロスは、王のもとへ戻るため
しぶしぶ走り出す。
友のセリヌンティウスが王様に処刑されちまう。

出会い

婚礼を終え村を出たメロスに私は声をかけた。

「待つんだメロス。
こっちに来なさい最短ルートを知っている。」

メロス「お前は誰だ!」

私「私はいけだよしひろ。
全てを知る者。全知全能。
お前は死に急ぐ必要はない。
私はお前の命を無駄にしたくないのだ。」

自己紹介ぜひ読んで



メロスは足を止め、険しい目で私を見た。

エロス「怪しい奴だな。王の手先か?
さては俺を裏切らせるつもりだろう。」

私は首を振った。
私「違う。信じてくれ。
メロス…お前は本当に死にたいのか?」

メロスは一瞬、表情を崩した。
エロス「死にたくはない…
だが、友と約束をしたのだ!」

私は静かに笑って袋を差し出した。
私「なら、これを履きなさい。
ナイキのヴァイパーフライという。
羽のように軽くて速い。
城までの道のりを短く感じるだろう。」

靴底のバネがビヨーンってなるんだよ!


メロスは目を細め、訝しげに靴を手に取った。
メロス「妙な術が仕込まれているんじゃないだろうな。」


私「走ってみれば分かるさ。」

半信半疑で靴を履いたメロスは
数歩駆け出した。その瞬間、目を見開く。

メロス「なんだこれは!
脚が勝手に前へ出る‼︎それに速い‼︎
まるで風になったようだ!」

ビヨーン!ビヨーン!ははっこいつはすごいや!

さらに私はiPhoneを差し出した。

私「そのiPhoneの中にあるGoogleマップを使って城まで最短ルートで走って時間に余裕を作るんだ。」

メロスは驚いた様子で目を丸くした
エロ「なんと奇怪な…んっ?こ、これは地図だ!」

ここの道繋がってんのーっ?!


Googleマップに従ったメロスは、
本来会うはずの山賊に会わず
大雨で氾濫した川の影響も受けず
前日の夕方にはもう城下へと戻っていた!

めちゃくちゃ時間余ってる〜♡

2日目の夜

 だいぶ時間に余裕ができたメロスは宿に入り
シャワーで汗を流した。靴のおかげで走り易く
気持ちの良い汗だったので気分は最高だった。

メロスは私にお礼をさせて欲しいと言ってきた

私「すぐに友達を助けに行かないのかい?」

 メロスは笑った。
エロス「こんなに時間を短縮出来たのは俺が頑張って走ったからだ!今はあいつが頑張る番だと思うんだ!」

無断で友達を身代わりにするようなやつは
言う事が違うなと思いつつ

私「まぁ私には関係ないからいいわ。
王様にはなんて言うんだ?」

 メロスは酒を飲み干し、陽気に笑った。
メロス「やっぱ死にたくねぇから一旦謝る。
王様をうまく丸め込んでダチになる!」

王の前に現れたメロスに皆ドン引き

 翌朝、メロスは整えた衣服で城へ向かう。
とても走ってきたとは思えぬ姿をしていた。
衛兵にメロスは明るく挨拶をした。
衛兵達は訝しそうに顔を見合わせている。

玉座の前に立つと、メロスは深く頭を下げた。
エロス「走ったら頭が冷えました。申し訳ない」

王は目を丸くし、言葉を失っていた。
(コイツはなぜこんなに早いのだ?)
(コイツなぜ汗一つかいておらぬ?)

 驚く王に対してメロスは続けた。
メロス「約束の時刻まではまだ余裕があります。
手土産と故郷の酒を持って参りました!!
今日は王の悩みとやらを聞きますよ〜!
朝までジャンジャン飲み交わしましょう。」

 その時、セリヌンティウスが牢から引き出され
震えながらメロスの前に現れた。
青ざめ、やせ細り、声を震わせて訴える。
セリ「メロス……!本当に来てくれたのか……!
僕は、もう駄目かと思った……!」

メロスは軽く手を振った。
メロス「おう、悪かったな!」

セリヌンティウスは涙を流した。
(えっ軽くない…?友達やめようかな…)

王は大笑いして言った。
王様「ガハハ!お前は実に面白い奴だ!!」

こうして三人は酒を酌み交わし
夜明けまで笑い合った。
ただ一人、セリヌンティウスだけが、
どこか不服そうに杯を口に運んでいた。

一気に老けたな〜セリヌンティウス!

この絵本を書いたのは
文章:いけだよしひろ©
原作:いけだよしひろ©
俺は今、妄想と現実の境界線で戦っている。
君の「スキ」は弾丸だ。
撃ち込んでくれ。
お子さんと一緒に読んで欲しい作品はこちら❣️

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