①シーツおばけ【実体験】
ー天使のラジオー 異界に触れた頃
【実体験シリーズ】
初めて見たのは幼稚園に上がる前。
家の周りを飛び回る白や黒のシーツのような
オバケを見た。
形ははっきりしないけど、大きさは布団くらいあって、ものすごい速さで家の周りをぐるぐると飛び回っていた。
当時の私は、疑うことも特別なものだとも思っていなかったし、それを当たり前のものとして受け入れていた。
ただ、そこにあるもの、そんな感覚。
一階の窓から外を見ると、
ちょうど視界に入る高さだったと思う。
あまりにも普通に見えていたから、
最初は「みんなにも見えているもの」だと思っていたけど家族に話しても誰もそれを分かってくれなかった。
そのとき初めてこれは自分にしか見えていないのかもしれない、と理解し名前をつけたのもその頃だった。
どう説明していいのか分からなくて、
ただ思いついたままに呼んでいた。
『シーツおばけ👻』
怖かった記憶はない。
ただ、そこにいるもの。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
最後に見たのは今から十年ほど前。
近所にある家の屋根の上に、
黒いシーツおばけが浮かんでいた。
しばらくそこにとどまっていて、やがてゆっくりとそのまま屋根の中へ入っていった。
不思議と、そのときも驚かなかった。
ああ、まだいるんだな、
そんなふうに思ったのを覚えている。
ただ、あの頃見えていたものと今思い出せる感覚だけは、はっきりと残っている。
これもまた私にとっては、天使のラジオの「受信」のひとつなのかもしれません。

※この体験を含め、
子どもの頃からの不思議な受信体験を
「天使のラジオ」として記録しています。
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