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人は、目標は持っていい。でも、結果まで握りしめなくていい。


――「こうならなければならない」を手放すということ

(人の在り方シリーズ)



夢や目標を持つことは、
とても大切なことだと思います。

紙に書く。

期限を決める。

「いつまでに、こうなる」と決める。

人に宣言する。

そうやって自分の意志をはっきりさせることで、
人は一歩を踏み出しやすくなります。

私も、夢や目標を持つことは大切だと思っています。

でも最近、
一つ気づいたことがあります。

それは、

夢や目標を持つことと、結果に執着することは違う

ということです。

最初は、
ただ夢や目標だったはずなのに、

「絶対に成功しなければならない。」

「この日までに、こうならなければならない。」

「この形で実現しなければならない。」

そう思い始めると、
だんだん体に力が入ってきます。

肩が上がる。

視野が狭くなる。

心にも余裕がなくなる。

そして、
その結果を邪魔するように見えるものが、
すべて敵に見えてしまうことがあります。

予定通りにいかない出来事。

自分とは違う意見。

人からのアドバイス。

思いがけない遠回り。

「なぜ邪魔をするんだ。」

そう思ってしまう。

でも、
もしかするとそこにこそ、
大切なメッセージがあるのかもしれません。

人からの何気ない一言。

偶然起きた出来事。

自分の中に生まれた違和感。

なぜか気になる出会い。

立ち止まった方がいいと感じる体の反応。

そうしたものは時に、
自分が考えていた道とは違う方向を指してくれることがあります。

けれども、

「結果は絶対にこうでなければならない。」

そう強く握りしめていると、
それらを受け取る余白がなくなってしまいます。

本当は助言なのに、
邪魔に見える。

本当は方向転換のサインなのに、
失敗に見える。

本当は新しい道への入口なのに、
遠回りに見える。

私自身、
そこに陥っていたのだと思います。

「こうなりたい。」

その思いが、
いつの間にか、

「こうならなければならない。」

に変わっていました。

そして、
その結果を守ろうとするほど、
体も心も固くなっていきました。

でも最近、

結果まで、自分で決めなくてもいい。

そう思えるようになりました。

もちろん、
何もしなくていいということではありません。

夢や目標は持つ。

やるべきことはやる。

行動もする。

努力もする。

できることは、
一つずつ積み重ねていく。

でも、

その先にどんな結果が待っているのかまで、
自分で決めなくてもいい。

自分の想像よりも、
もっと良い形になるかもしれない。

思っていた道とは違うところから、
新しいご縁がつながるかもしれない。

一度立ち止まることで、
今まで見えなかったものが
見えてくるかもしれない。

そう考えると、
少しだけ肩の力が抜けます。

私は、
夢や目標というものは、

未来を縛るものではなく、
進む方向を教えてくれるものなのだと思います。

地図には目的地を書く。

でも、
そこへ向かう道まで
一本に決めなくてもいい。

道が閉じていたら、
別の道を探せばいい。

誰かが教えてくれた道を
歩いてみてもいい。

時には、
少し立ち止まってもいい。

その柔らかさがあるからこそ、
人からのアドバイスや、
出来事の中にある気づきや、
人生から届いている小さなサインを
受け取れるのだと思います。

目標は持っていい。

夢も描いていい。

期限を決めてもいい。

でも、

結果の形まで握りしめなくていい。

やることをやったら、
少しだけ手を緩めてみる。

すると、
今まで見えていなかったものが
見えてくることがあります。

人生は、
自分の思い通りに進むことだけが
正解ではないのかもしれません。

思い通りにならなかったからこそ、
出会える道もあります。

だから、

「こうならなければならない」

ではなく、

「こうなれたらいいな。」

そんな少し柔らかい気持ちで、
これからを歩いていきたいと思います。

結果まで、
自分で決めなくていい。

自分にできることをやったら、

あとは、
人生がどんな景色を見せてくれるのか。

少し楽しみにしてみてもいいのではないでしょうか。

今日は少しだけ、
握りしめていたものを手放してもいいのかもしれません。

おかえりなさい。

今日まで、本当によく頑張ってこられましたね。

ここは、無理に結果を握りしめなくてもいい場所です。

少しだけ肩の力を抜いて、
今のあなたのままで、休んでいってくださいね。

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