FA業界の双璧:EtherNet/IPとEtherCATの徹底使い分けガイド
こんにちは。こんばんは。FA業界研究くんです。本日は通信プロトコルである『EtherNet/IPとEtherCAT』をテーマに取り上げたいと思います。FA現場でネットワーク選定を担う設計者にとって、EtherNet/IPとEtherCATの選択は装置の命運を分ける決断です。本noteでは、汎用性とIT親和性に優れた「情報のEtherNet/IP」と、超高速・同期制御に特化した「制御のEtherCAT」を徹底比較。2026年現在の市場シェアや、主要PLCメーカーの最新戦略、TSN技術による将来展望までを網羅しました。最適な通信環境を構築するための具体的判断基準を空気圧メーカートップ営業マンの筆者が解説します。
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1. はじめに:なぜ「使い分け」が議論されるのか
FA(ファクトリーオートメーション)の世界において、産業用イーサネットはもはやインフラです。かつてのCC-LinkやDeviceNetといった独自規格(フィールドバス)の時代から、現在は「EtherNet/IP」と「EtherCAT」が市場を二分するフェーズにあります。
しかし、この2つは同じイーサネットをベースにしながら、設計思想が正反対です。「汎用性」を追求したEtherNet/IPと、「極限の同期性能」を追求したEtherCAT。2026年現在、スマートファクトリー化が加速する中で、これらをどう配置するかが装置の付加価値を決定づけます。
2. EtherNet/IPの正体:ITとOTの架け橋
技術的特徴
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