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銀河の果てでセーブデータを失くした話 ~メロン3号発進編~

朝、目を覚ましたら、そこはもう銀河だった。
枕元にコントローラーが落ちてたけど、コードがついてない。
それでも僕はそれを握った。
何も繋がってないのに、何かが始まった気がした。

「スタートボタンを押してください」
どこかから聞こえた。
でもボタンなんてなかった。
だから代わりに、空気を押した。
それで十分だったらしい。



最初の星「セーブレス・プラネット」

目の前に広がるのは、無限にロード画面が続く星。
住民はみんなロード中。
誰一人、動かない。
たまに「NOW LOADING…」って口で言ってくるけど、それだけ。

ここにはセーブデータはない。
あるのは、開始できないゲームの記憶だけ。



移動手段ゲット:「トースター型宇宙船 メロン3号」

さすがに徒歩では無理なので、空を飛んでいたトースターを捕まえた。
「ピロリロリ~ン」という音が鳴って、勝手に起動。
メロンの匂いがしたので「メロン3号」と命名。
1号と2号の存在は不明。
でも別にいい。重要なのは今ここにいることだけだ。



遭遇:「銀河掃除オバチャン(伝説級NPC)」

メロン3号で浮遊してたら、巨大なモップを持ったオバチャンに止められる。
「ここ、あんたみたいな素人がウロウロする場所じゃないよ!!」
6万年も銀河を掃除してるらしい。
モップ一振りで隕石が粉砕されるのを見た。
絶対に敵に回してはいけないタイプだった。
僕は即座に謝罪ポーズを取り、無事通過許可を得た。
謝罪モーション成功!経験値+10!



そして流れ着いた「セーブデータの墓場」

そこには、無数のセーブデータが漂っていた。
未完の冒険、途中でやめたゲーム、消えた記憶たち。
全部、ここに沈んでいる。

ひとつ拾ってみたけど、中身は「名前入力画面」で止まってた。
スタートしてすらいない。
虚無だ。
でもなぜか、涙が出た。
知らない誰かの、叶わなかった冒険。



最後に悟ったこと

セーブデータなんてものは、最初からなかったのかもしれない。
あると思ってたものは、幻想だったのかもしれない。
でも、今ここに漂ってる僕が、たしかに何かを旅している。
それが答えだ。
たぶん。



【本日の教訓】
• 起動しないソフトにも宇宙はある
• セーブできない人生も悪くない
• オバチャンに逆らうと銀河ごと掃除される
• メロンの香りがする宇宙船はだいたい正しい



【次回予告】

メロン3号、次元の裂け目へ突入。
現れるのは…?「バグ神」か?「バグ猫」か?それとも、まだ見ぬ「自分自身」か。

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