【山行備忘録】蓮華温泉から白馬・旭岳へ①(準備〜登山口)
8月下旬
「わたし今週の日曜日仕事だから、登山とか行ってきていいよ〜」
金曜日、妻から突然の許可がおり
以前から狙っていた百高山の一つである北アルプス『旭岳』への計画を進める。
…
日帰りでの旭岳が狙えるルートは3つ(素人調査)。
1、猿倉登山口から雪渓を登るのが1番近いが、
猿倉へはマイカーは入れず、白馬駅からの路線バス(要予約)。
タクシーもありだが、ソロだとコストがかかりすぎる。
2、栂池からもあるが、ロープウェイによる時間制限があって好みじゃない。
3、蓮華温泉はコース自体は長くなってしまうが
マイカー可能なので時間制限無し。
よって、今回は蓮華温泉から入山で計画。
(土)21:30
明日の出発に備えて早めに就寝…
…しようとしても、久々のロングコース(自分の中では)へのワクワクやらドキドキやらハラハラが込み上げ、なかなか寝られない…
(明日の山行のために早く寝たいのに…)
眠気を誘うためにいつもやっている、活字の本を読む、をしてみるが、それでもダメ。
まずい…。
……もう出発して、登山口で仮眠をとろう。
(この判断が、功を奏す)
隣で寝ていた妻も、予定より早く準備しだした私に気付き、
「…え、早くない…?笑」
「眠れないから、もう出るね〜」
「子供過ぎ…笑。…気をつけて〜…」
妻がまた寝入るのを確認して出発。
(土)23:00
自宅発。
行動食と飲み物は事前に買ってあるので
朝食と、山で食べるご飯を買うため
途中のセブンイレブンへ
「今日の山ご飯は何にしよう…」
毎回決まったものは無いが、
おにぎりだったり、
パンだったり、
サラダチキンを買ってみたり…
悩んでいると、おにぎりコーナーに
“おにぎり2個購入で50円引きキャンペーン”
の文字。
今日はおにぎりにしよう。
せっかくなので、いつもは買わない少し高めのおにぎりを2個チョイス。
“明太子”と、”コク旨だれのソーセージ”。
レジに持って行き
「(こんな時間に来んなよ…)」
的なローテンションおじちゃん店員に接客してもらう。
「あたためますかー?」
「クーポンとか大丈夫ですかー?」
全部NOで応える。
「ありがとっしたー…」
退店後、なんとなく違和感を覚えてレシートを確認すると
(…ん?…おにぎりが値引きされていない…?)
一旦車に乗って再確認。
(やっぱり…されてない…よな…)
(僕の勘違いか…?)
…
車内から見ると、おにぎりコーナーで見たキャンペーンの紙と同じものが店の前にも貼ってある。
“おにぎり2個購入で50円引きキャンペーン”
“(日)〜(土)まで”
(土曜日までだよな、合ってるよな…?)
(んー……、ん?)
スマホで時間を見ると
“(日)0:05”
(あー……、過ぎてた…笑)
キャンペーン期間を、5分過ぎている。
でも、レジに持ってったのなんてキャンペーン終了1分後とかじゃないか…?
セブンのおじちゃんさ…
客がこのタイミングで2つの少し高めのおにぎり持ってきたらさ…
「キャンペーン終わっちゃってるけど〜?」
とか教えてくれてもよくないー?
か、キャンペーンの紙、終了間際まで貼ってないでよー…。
と、いつもだったら買わないちょい高級おにぎりを、そのままの値段で手に入れて、ぶつぶつ車内で自分勝手な1人文句を言いながら、登山口へ向かう。
(日)0:40
蓮華温泉までの道のりは、山道に入ると、ちらほらすれ違いが難しい箇所もあるが、
この時間に下りてくる車は一台も無く、難なく到着。
無料駐車場は蓮華温泉付近にあり、70台ほど停められるが、この時間そこは当然のように満車である。
仕方なく、車で1分ほど下ったところに、道の両サイドにある程度広さがあるスペースがあるので、そこに駐車。
(このスペースは駐車禁止などの看板は無いところ)
あと3台ほどは停められるだろうか。
(日)1:00
駐車を済ませ、すでにフラットにしてある後部座席にマットを敷く。
換気のため窓を数㎝開けると、心地良い涼しさ。
寝袋を身体にかけておけば、寝るのにちょうど良い気候。
眠る前に、自宅で作ったYAMAP登山計画を確認。

明日のコースはペース倍率120%で、コースタイム約11時間30分。
5:00に出れば、休憩入れても17:00には下りて来られそう。
よし、4:30起きでタイマーセット。
暗い中での山道運転で疲れていたためか、あっという間の入眠。
(日)2:45
耳栓はしていたものの、外の物音で目が覚める。
隣に他の人が車を停めている。
(こんな時間でも来るんだ…)
興味本位で車の様子を見てみると、続けて2台の車が来て、その隣とその隣に駐車。
おそらくこれで、この一帯のスペースも満車。
その人たちも車中泊なのか、駐車が終わると静けさが戻る。
まだ暗いし眠い。
(日)4:00
寝ていると、
「バタン!」
…
「チリ〜ン…チリ〜ン…」
車の戸が閉まり、歩き出した人の熊鈴の音がする。
どうやら隣に停めた人だ。
「(もう出発している人がいる…。)」
自分の計画通りに準備をすればいいものの、
誰かがスタートし出すと慌ててしまう自分がいる。
…こういう性分の人、僕だけでは無いはず。
人は人、自分は自分、という余裕のある生き方ができない…まだまだ子供だ。
朝ごはん用にセブンで買った、”卵&ハムサンドウィッチ”と、”ウーロン茶”を一気に腹に入れ、歩き出す準備を車中で進める。
すると、一台の軽自動車(ハスラーっぽい)が上がってきた。
一旦、奥の駐車場へ行き、満車なのが分かったのか、また戻ってきた。
男の子(おそらく20代)が車から降り、辺りをライトで照らし、空きがないか探している。
それぞれ、ぎゅうぎゅう詰めで停まっているからスペースはおそらく無い。
行ったり来たりして、乗ってきた車の運転手に何か声をかけている。
車を一番端に誘導して、立っているコーン(おそらくそこは駐禁の意味のもの)の場所をずらして、そこに停めようとしている。
(そこまでするか…)
ここに停められないと、かなり離れたところに停めなくてはならなくなるので、気持ちが分からなくもないが…。
車をかなり端に寄せたりしているが、それでも通行の邪魔になってしまうであろう、駐車になってしまうよう。
一旦駐車して、運転手も降りてきた。
声からするに女の子。
カップルで遠くから来たものの、駐車できず…
ってな様子か。
かわいそうに。
自分も、自宅出発を早めなければ、あーなっていたかもしれない。
家で寝られなくてよかった…。
とは言っても、
自分には駐車スペースをゆずることもできないし、
一台分寄せることも物理的にできないし、
そんなカップル(?)を横目に、車外に出て、靴を履き、ザックを背負い、いざスタート。
(下山したあと、その車は無かったので、そこへの駐車を諦めたか、私より先に下山し帰ったか)
(日)4:35
蓮華温泉駐車場を出発

写真は、iPhoneの機能のお陰で明るく見えるが、実際はもっと暗く、ヘッデン点けてのスタート。
…続く
