寂しがり屋の独り者好き
小学校に入学した時の夢は「友達を100人作る」だった。
ふと見返した卒業文集に、でかでかと書いてあった。
人間関係構築がとても苦手な自分が、よく書いたものだと驚く。
たまたま頭の中で、♪友達100人できるかな~?♪の曲が流れていたのかも知れない。適当なものが思い浮かばなかったから、頭の中の言葉を無意識に書いただけ。そう考えれば納得ができる。
前述したように、私は人間関係を構築することが苦手だ。
人見知りはしない。知らない人ともまぁ、内容のぼんやりした話をなんとなく続けることができる。
しかし、長続きさせることが難しい。相手の感情を必要以上に感じ取ってしまうのだ。
変に気をつかったり先回りしたり遠慮したり。
そして、すごく気を遣っていることを相手に感じ取られて「めんどくさいひとだな」と思われて嫌われてしまったんじゃないか、とウジウジ悩む。
そんなんだから人間を相手にしているとすごく疲れるし自分が壊れる。
「あぁもう、どうにでもなれ」となって逃げる。
そんなことの繰り返しだった。だから人間関係も仕事も長続きしない。
独りでネットフリックスを見たり読書をしたりする時間がとても幸せだ。
しかし反面、友人グループで集まって、キラキラしたレストランで食事をしたりワクワクするようなイベントに出かけたりすることに憧れる。突発的に欲することがある。
そんなとき、独りぼっちの自分に悲しくなる。寂しいなぁと泣きたくなる。
自分でも、自分の両極端な感情にどうしたらいいのかわからなくなる。
他の人はどうしてあんなに人間関係を楽しそうに過ごせているんだろう?どうしたらあんなにたくさんの友人関係を広く永く続けられるんだろう?
10代~20代の、コミュニティ力の低い私には謎だったし憧れでした。
40代の今でも、対人関係には悩みが尽かない。
けれどもさすがに半世紀ほどを生きてきた経験があるので、自分の中での「対人関係構築打開策」を考案して実行し、表面上はうまくやっていけてる(と思っている)。
あるときフッと頭に浮かんだ。
私は他人に対して必要以上に仮面をかぶって(または猫をかぶって)対峙しているのではないだろうか。
コミュニケーション能力が高い人は、はじめは仮面をかぶっていても「仲良くなりたい」と感じた人には少しずつ仮面を脱ぎ捨てていく(つまり自分をさらけ出していく)のではないだろうか。
今の数少ない友人との仲を深めるには、ありのままの自分をさらけ出すことが大切なのかな・・・でもさらけ出してドン引きされるんじゃないか、なんてまたモジモジとしてしまう自分が想像に浮かぶ。
ウジウジモジモジした自分と決別して、残りの人生を心からエンジョイすることが、今の私の目標だ。
