吐く、から叶うへ。娘がコーチからもらった、忘れたくない言葉
小学生の頃、
娘がサッカーをしていたチームのコーチが
中学へ進む子どもたちに向けて、
最後にかけてくれた言葉があります。
試合の反省でも、
努力や根性の話でもありませんでした。
テーマは、
「言葉」。
コーチは黒板に
「吐く」という漢字を書いて、
こう話したそうです。
吐くという字は
口に +(プラス) と -(マイナス) でできている。
口からは、
前向きな言葉も出るし、
弱音や愚痴、
誰かを傷つける言葉も出る。
でもね、
マイナスを取って
プラスの言葉だけを口にすると……
「叶う」という漢字になる。
だから、
周りの人にも、
そして自分自身にも、
プラスの言葉をたくさん使ってほしい。
そうすれば、
夢はちゃんと
叶う方向に進んでいく。
そんな話だったそうです。
その話を聞いた娘は、
家に帰ってきてから
少し照れたような顔で教えてくれました。
「なるほどね」
「たしかに、って思った」
いつもなら
「ふーん」で終わりそうな話なのに、
その日はどこか真剣な表情で、
ちゃんと自分の中に落とし込んでいる感じがしました。
娘には、
将来なりたいものがあります。
薬剤師になること。
簡単な道ではないし、
勉強もきっと大変。
これから先、
「無理かも」
「向いてないかも」
そんな言葉が
ふと口に出そうになる日も来ると思います。
でも、
そのたびに思い出してほしい。
吐く、じゃなくて
叶う、を選ぶこと。
自分にどんな言葉をかけるかで、
気持ちの向きは変わるし、
一歩踏み出す力も変わる。
夢を持った娘の背中を見ながら、
この言葉は
きっとこれから先も、
何度も意味を変えながら
娘の中で生きていくんだろうな、
そんなふうに思いました。
言葉は、
思っている以上に
自分の未来をつくっているのかもしれません。
今日、あなたが
自分にかけている言葉は
「吐く」ですか?
それとも「叶う」ですか?

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