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一の酉 浅草鷲神社 並びに 鷲在山長國寺

浅草のおおとり神社では、十一月の酉の日に酉の市が行われる。令和六年は5日、17日、29日の三日。それぞれ、一の酉、二の酉、三の酉と呼ぶ。

鷲神社の現在の御祭神は、
天日鷲命あめのひわしのみこと
日本武尊やまとたけるのみこと

酉の日の午前0時に酉の市はスタート。それはもう初詣なみの混雑ぶり。

ちょうど仕事も休みなので混んでいそうな時間をさけて。朝のうちに参る。
時刻は午前9時30分ごろ。すでに境内は結構にぎわっている。神社への参拝も列が出来ている。

酉の市といえば、熊手。
縁起物がてんこ盛りの熊手を売る露店が境内を埋める。

鷲神社の北隣に鷲在山長國寺という法華宗本門流のお寺がある。
寺社の間に道があるが、酉の市の日は熊手を売る露店が続くので、神社とお寺の境内が一体化する。

なぜか長國寺のほうが人が参拝客は少ない。やはり酉の市といえば鷲神社なのだろうか。

実は、鷲神社は江戸時代まで長國寺の番神堂あるいは鷲宮と呼ばれていた社。明治の神仏分離でお寺から独立。それまで鷲宮に祀られていた鷲妙見大菩薩は長國寺に戻されて、神社には天日鷲命と日本武尊が勧請されて今に至る。

ということは、江戸の庶民のお酉さんと、今のお酉さんでは信仰してる対象が厳密には変わっていることになる。
神仏分離で仏教の守護神が神道の神様に変わってしまうことは珍しくない。それでも信仰は廃れないところがおもしろい。

来年は巳年ヘビ年なので熊手の縁起物にもヘビ多し。

縁起物の熊手は最近は買わないが、お寺さんのお守りを買うことにしている。熊手に稲穂と金箔。切り火を打っていただいた。

鷲神社でも同じようなお守りはある。あえて長國寺にしているのは、我が家の菩提寺である京都の本能寺が法華宗本門流で長國寺と同じ。そんなご縁もあってのこと。


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