自己紹介/手から手へ渡らない時。
私自身、今も技術職と呼ばれる内にいる。
ずっと続けて来た中で、人間には、
その手の中に 言葉では表せないものが
沢山あると感じている。
それが全てでは無いけれど
マニュアルだけでは渡せないもの。
何度も繰り返して、ようやく手が覚えるもの。
それは、本当に沢山あるのに
なかなかスポットが当たらない。
小さい日本すぎて、話題にも上りにくい。
私の手の中にある "渡したかったもの" も
もう受け手がいないとわかった時に、
まだ間に合いそうな他の何かに、
気持ちが傾いて行った。
地元の人以外、知られていないような
小さな習慣や、風景や、店、建物。
伝統、四季の行事。
それから、街から消えそうになっているもの、
家庭から、失くなりそうなもの。
でも、失くならないよう頑張っている人。
無くても困らないけれど
失くなったら「日本」が薄くなりそうなもの、
だからこそ、残そうとしている人。
私は、そんな人たちにスポットライトをあてて、文章に残していきたい。
浅草、鎌倉、箱根、湘南などが
主な舞台となりそうだ。
(たまに登山の話も。)
そしていつか、ここで出会った小さな日本と、
それを残そうとしている人たちのことを、
海の向こうにも届けてみたい。
まだ手の中に、
誰かへ渡せるものを持っている人に、
一人でも多く出逢いたいと思っている。
