第100話|小さな優しさは、今日もそこにあった。
今朝は、少し慌ただしい幕開けだった。
心に余裕がないまま、
気づけば少しイライラしていたように思う。
用事を済ませたあと、
ほっとひと息つきたくて、大好きなカフェへ向かった。
店内は混み合っていて、
お目当てのメニューには時間制限がある。
「もう間に合わないかもしれない。」
そう思っていた、そのとき。
一人の店員さんが笑顔で、
「大丈夫ですよ。」
と声をかけてくれた。
その一言で、
張りつめていた気持ちが、ふっとほどけた。
思わず、少し深呼吸をする。
忙しい中でも、
相手を思う一言を自然にかけられる人がいる。
その優しさに触れたとき、
私の心まで少し整っていくのを感じた。
「揺れながら整える日々」。
気づけば、この物語も第100話になった。
100話まで歩いてこられたのは、
特別な出来事があったからではない。
心が揺れた日。
立ち止まった日。
笑えた日。
そして今日のように、
誰かの何気ない優しさに救われた日。
そんな一日一日を、
大切に書き残してきたからだと思う。
たった一言で、
誰かの心が軽くなることがある。
今日、私が受け取った優しさのように。
だから私も、
読んでくださる誰かの心が少しだけ軽くなるような、
そんな言葉をこれからも綴っていきたい。
第1話から今日まで読んでくださった皆さん、
そして、この100話のどこかで出会ってくださった皆さん。
本当にありがとうございます。
101話目からも、
揺れながら、少しずつ。
私らしい歩幅で、この物語を紡いでいきます🍀
