言葉が遅くても大丈夫
聞こえない子どもと心が通い合う「目と手の会話」
言葉が届かないもどかしさを抱くあなたへ
「何度話しかけても振り向いてくれない」
「私の声、届いているのかな…」
お子様が難聴だと分かってから、
どう言葉をかけたらいいのか分からず、
戸惑いや不安でいっぱいになっていませんか?
私も43年前、
次男が1歳半の検診で言葉の遅れを指摘され、
先天性高度難聴だと分かったとき、
全く同じもどかしさと孤独の中にいました。
「早く言葉を教えなきゃ」
「伝えなきゃ」と焦るばかりで、
心ばかりが空回りしていたんです。
でも、焦らなくて大丈夫ですよ。
声という「音」が届きにくくても、
お母さんの温かい思いを届ける方法は
たくさんあります。
今日からできる「目と手の会話」3つの工夫
まず試してほしいのが、
音だけに頼らない「目と手の会話」です。
1. しゃがんで目線をぴったり合わせる
後ろや離れた場所から声をかけるのではなく、
お子さんの目の前に行き、
ぐっと目線を低くしてみてください。
お母さんの顔が見えるだけで、
お子さんは「あ、お母さんが私を見てくれている」と安心して、
意識を向けてくれます。
2. 大きな笑顔とジェスチャー(身振り)を使う
言葉の意味がまだ分からなくても、
お母さんのにっこり笑う表情や、
「おいしいね」と頬をなでる手、
「すごいね!」と手を叩く身振りで、
気持ちは十分に伝わります。
大好きなママの表情こそが、
一番わかりやすい言葉です。
3. 伝えようとする「間」を待ってあげる
子どもが何かを指さしたり、
一生懸命に何かを訴えようとしているときは、
急かさずに「うん、うん」と
優しくうなずいて待ってあげてください。
伝わったという体験が、
子どもの「伝えたい」という心を育てます。
振り返って思うこと
あの頃の私は、
「言葉」という形にこだわりすぎていました。
でも、本当に大切だったのは、
完璧な言葉を教えることではなく、
「お母さんと通じ合えている」という
安心感を重ねることだったのだと、
今になって強く実感しています。
目線を合わせて笑いかけたとき、
息子が見せてくれた弾けるような笑顔。
あれこそが、
私たち親子の最初の「言葉」でした。
ママの心を軽くするために
うまく気持ちが伝わらなくて、
落ち込んでしまう日があっても
自分を責めないでくださいね。
「この子に伝えたい」と思って悩んでいるその姿こそが、
すでにお子さんに届いている一番の愛です。
焦らず、今日はお子さんと目を合わせて、
にっこり笑いかけることから始めてみませんか?
焦らず、毎日の積み重ねが大切だと思います。大きく進む事は無くても
毎日の少しずつが、そのうちに
大きくなりますよ!
