「会えば抱かれる恋」は幸せですか──既婚彼氏の腕の中で見失ってしまう、本当に欲しかった未来
はじめに
「今日も会える。」
その連絡が来るだけで、一日中笑顔になれる。
仕事も頑張れる。
家事も手につく。
彼に会える日だけが、生きる楽しみになっている女性も少なくありません。
会えば優しく抱きしめてくれる。
「会いたかった。」
「かわいい。」
「愛してる。」
そんな言葉を何度も聞く。
だから幸せ。
そう思っている。
でも、彼が帰ったあと。
部屋に残る静けさ。
急に襲ってくる寂しさ。
スマホを握りしめながら、
「私は何なんだろう。」
そう思ったことはありませんか。
身体だけが目的なのかな。
遊ばれているだけなのかな。
そんな不安が何度も頭をよぎる。
けれど今日は、少し違う角度から考えてみてほしいのです。
本当に彼は身体だけが目的なのでしょうか。
そして、もっと大切な質問があります。
あなた自身は、この恋をどうしたいのでしょうか。
実は、この問いに答えられない女性がとても多いのです。
彼を好き。
会いたい。
抱きしめられたい。
それは本当。
でも、その先は?
一年後。
三年後。
五年後。
彼とどんな人生を歩きたいのでしょうか。
その答えが曖昧なまま恋を続けると、一番傷つくのはあなた自身です。
今日は、多くの女性が気づいていない「本当の問題」を、一緒に考えていきたいと思います。
第1章 身体だけの恋だと思っていた。でも彼の目には、私しか映っていなかった。
「また今日もホテルだった。」
そんな言葉を聞くと、
周りの人は簡単に言います。
「身体目的じゃない?」
「都合のいい女じゃん。」
確かにそう見えるかもしれません。
でも私は、恋愛相談を受ける中で、ある女性からこんな話を聞いたことがあります。
仮に彼女を美咲さんとします。
彼女は四十代。
既婚男性と三年間付き合っていました。
会えば必ず抱きしめられる。
食事をして。
笑って。
たくさん話して。
そして二人だけの時間を過ごす。
帰る頃には、
「帰りたくない。」
と彼は毎回言っていたそうです。
それでも家には帰る。
そのたびに彼女は泣いていました。
「結局、身体だけなんですよね。」
相談の日、彼女はそう言いました。
私は逆に質問しました。
「一緒にいる時間、彼はスマホばかり見ていますか?」
「いいえ。」
「家族と電話していますか?」
「一度もありません。」
「他の女性の話をしますか?」
「全くしません。」
「あなたの話を聞いてくれますか?」
「何時間でも聞いてくれます。」
「笑いますか?」
「子どもみたいに笑います。」
私はその時、こう伝えました。
「少なくとも、その時間だけは彼の世界にはあなたしか存在していません。」
これは決して慰めではありません。
男性心理としてもよくあることです。
男性は、本当に心を許した相手といる時ほど、目の前の女性だけに集中します。
仕事も忘れる。
家庭も忘れる。
時間さえ忘れる。
だから、会っている時間だけ見れば、彼は嘘をついていない場合もあるのです。
ここで多くの女性は安心します。
「やっぱり愛されている。」
そう思います。
でも、本当に考えなければいけないのは、その次なのです。
彼はあなたを見ています。
でも、その時間が終われば、自分の生活へ戻っていく。
そこには仕事がある。
家がある。
家族がいる。
責任がある。
積み重ねてきた人生がある。
そして、その現実もまた本物なのです。
だからこそ、
「彼は私を見てくれている。」
という事実と、
「彼は家庭へ帰る。」
という事実は、矛盾せず同時に存在します。
この二つを受け入れられないまま恋を続けると、苦しみは少しずつ積み重なっていきます。
彼が悪い。
奥さんが悪い。
環境が悪い。
そう思いたくなる日もあるでしょう。
ですが、本当に向き合うべき相手は、自分自身かもしれません。
私は、この恋に何を求めているのだろう。
この問いから目をそらした瞬間、恋は少しずつ依存へと姿を変えていくのです。
ここまで読んでくださったあなたは、きっと「彼は身体だけが目的なのか」という答えを探して、このページを開いたのだと思います。
でも、ここまで読み進めた今、その問いだけでは足りないことに気づき始めているのではないでしょうか。
本当に苦しいのは、身体の関係があることではありません。
本当に苦しいのは、その先の未来が見えないことです。
彼に抱きしめられている時間は幸せなのに、帰り道になると涙が止まらない。
「愛してる」と言われるたびにうれしいのに、その言葉だけでは心が満たされなくなっていく。
会えた日は幸せ。
でも、別れた瞬間から次の約束まで、不安と寂しさだけが積み重なっていく。
そんな恋を続けている女性は、本当にたくさんいます。
そして、多くの女性が「彼は離婚してくれたら幸せになれる」と信じています。
もちろん、その未来が実現して幸せになる人もいます。
でも、すべての女性がそうとは限りません。
なぜなら、一番大切な問いは、「彼が離婚するかどうか」ではないからです。
あなた自身が、本当はどんな人生を望んでいるのか。
そこに答えがないまま彼を待ち続けると、時間だけが静かに過ぎていきます。
一年。
三年。
五年。
気づけば、恋をしていたはずなのに、自分の人生を生きることを忘れてしまう女性も少なくありません。
ここから先は、少し耳が痛い内容も書いています。
もしかすると、「そんなこと考えたくない」と思う部分もあるでしょう。
ですが、この先に書くことは、あなたを傷つけるためではありません。
あなたがこれ以上、自分自身を見失わないためです。
彼の気持ちを知る前に、あなた自身の心の奥にある本当の願いを、一緒に見つめていきましょう。
もしあなたが、
「この恋を続けるべきなのか。」
「私は何を求めているのか。」
「彼を待つことは、本当に私の幸せにつながるのか。」
その答えを知りたいと思うなら、この先はきっと、あなた自身と向き合う大切な時間になります。
涙を流しながら読む人もいるかもしれません。
読み終えたあとに、自分の恋の見え方が変わる人もいるでしょう。
そして願わくば、この文章が、あなたが自分の人生を大切にするきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
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