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自称「コミュ力低いオタク」が「コミュ力」について考える

私は長年自分のことを「コミュ力が低いオタク」だと思っていたのですが、フォローしている方の「コミュ力高い」発言を聞いて、「そこまでコミュ力が低いわけではないのかも?」と考える出来事がありました。



きっかけは、「コミュ力高い」Aさんのポスト


考えるきっかけとなったのは、Xで相互フォローしているAさんという方のポストです。

「また隣の席の方に、〇〇(推し)のグッズを押しつけてしまった😊私ってばコミュ力高すぎ✨」

検索して特定されないよう言い回しは変えていますが、このような内容でした。

どうやらAさんはその日行ったイベントか何かで、隣の席の方が同担だったので話しかけ、複数所持していたグッズを差し上げたようでした。

それを見たとき私は、「それって本当にコミュ力高いって言えるのかな?」と首を傾げたのです。

私自身、Aさんの押しの強さを苦手だと感じていたからです。

私の投稿をちゃんと読まずに話しかけてきたAさんとのやりとり


AさんとXで相互フォローになったきっかけは、チケットの譲渡でした。

推しが出演するイベントのチケットに落選した私は、「相互フォローの方で、チケット譲渡してくださる方いませんか?」という内容の投稿をしました。

当時Aさんとは面識も無ければ相互フォローでもありませんでしたが、「チケットお譲りできますがいりませんか?」というリプがきました。

正直最初は、ブロックしようと思いました。

Aさんのホームを見て、取引自体はちゃんとしてくれそうな人だと感じましたが、そもそも私が「相互フォローの方で」と言っているのにも関わらず、そこを無視してリプをしてきた事実に、価値観が合わない苦手なタイプだと思ったのです。

けれど、その時私が求めていたイベントのチケットは倍率も高く、今後のチケット販売においても当選するとは思えませんでした。

友人に相談したところ、「面倒そうな人とのやりとりと、イベントに行きたい気持ちを、天秤にかけるしか無くない?」と言われ、私は優先度を考えてチケットを譲渡してもらうことにしました。

その後特に大きなストレスを感じることなく、チケットは無事に譲渡してもらえました。

Aさんと直接話した時に感じた圧


イベント当日、お礼もかねて少しお話させてもらったのですが、Aさんは私からしたら「陽キャ」に分類される、勢いのある方でした。

互いに推してるキャラが同じだったことで、「〇〇(推し)のこのグッズ持ってますか?」と聞かれ、私は戸惑いました。

私自身も複数持っているものだったので、推しと言えどこれ以上増やしたくはなくて、「持ってます!可愛いですよね!」とお返事することで暗に断りました。

Aさんの勢いに、「押しつけられたらどうしよう」と内心怯えていたのですが、Aさんは「持ってるんですね!私たくさん持っているので、持ってなかったら差し上げようと思ったんですけど」と笑顔で言うだけで、その話は終わりました。


その時のことがあったので、Aさんのポストを見た時も、「あの勢いで押しつけたのでは…」と思ってしまったのですが、そもそもAさんは私に対して無理やりグッズを押しつけてはいません

Aさんに対して「押しが強い」と感じたのは、「相互フォローの方で」という文言を無視してリプをくれたこともあるのですが、それ以前に私が人見知りでコミュ力が低いからだと思います。
他の人からしたら、同じようには感じない可能性は高いです。

しかし、それをAさん自身が「コミュ力が高い」と言っていることに、私は引っかかったのです。

その「引っかかった気持ち」を分解すると、「私は初対面でグッズのことを聞かれて戸惑ったから、そんな気持ちにさせている時点でコミュ力が高いとは言えない気がする」という気持ちと、「自分がなかなかできないことができていて羨ましい」という気持ちがあるように思います。

私も話しかけることはできる、けれど


私も、例えば好きな作品のコラボカフェなどで、推し以外の特典をもらった際には、明らかにそのキャラを推しているとわかる痛バを持っている方に声をかけて、「いりますか?」と聞くことはあります。

喜んでくれることもあるのですが、突然話しかけられたことにびっくりして戸惑う方も少なからずいます。
それをカバーしようとして、長々と言い訳をしてしまうこともあります。

いわゆる「コミュ力が低い」というのは、「話しかけられない」「話せない」こと以外にも、「話し過ぎてしまう」「余計なことまで話してしまう」ことが該当すると思っています。

なので、自身の言動を振り返って「迷惑だったかな」「声をかけない方が良かったかな」と反省することも多々あります。
その度、「コミュ力が高かったらもっとスマートにやりとりできたのかな」と考えます。

そもそも声をかけることの方が稀で、大体は「話しかけてみようかな?」「でもいらないって言われるかも」「迷惑かもしれない」と考えすぎてやめてしまうことの方が多いです。

そんな自分を総じて「コミュ力が低い」と思っていたのですが、Aさんの投稿を見て、少なくとも「時々であったとしても自分から話しかけられるし、相手が明らかにその気でなければ引き下がることができる自分」は、「コミュ力が低い」とは言えないのかもしれないと考えるようになりました。

そして、「コミュ力が高い」「コミュ力が低い」の間にははっきりとした境界があるわけではなく、グラデーションになっているのではないかと思うようになりました。

そもそも「コミュ力」とは


思えば昔はもっと、相手の気持ちを汲まずに、自分が話したいことばかりを話していました。
それを暗に注意されたこともあれば、何も言わずに離れていく人もいました。

そのおかげで、自分のどこがだめなんだろうと考えるようになり、以前よりも相手の様子を見て「これ以上は言わない方がいいな」「相手は望んでいなさそうだ」と判断できるようになりました。

それでもずっと、自分が人との距離感を掴むのが不得手なことは、「コミュ力が低い」という性質なのだと思っていました。

けれど、年齢を重ねていろんな人とやりとりするうちに、自分の中の「コミュ力が低い」というイメージと、自分自身の言動に、少しギャップが出来ていることに今回気づきました。

思うに、「コミュ力」というものは、ある程度経験値で上げられるものなのかもしれません。

と言っても、「これ以上は言わない方がいいな」と思うのに話したい気持ちが抑えられず話し続けてしまうことはありますし、話しかけたくても話しかけられない時もまだまだ多いです。
「コミュ力が高い」とは決して言えないのが現状です。


今回の出来事を記事にするにあたり、「そもそもコミュニケーションって何だろう?」と思い調べたのですが、コトバンクによると、「社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる」ことのようです。

この文章を見てひとつ気づいたのですが、私は基本的に「人とコミュニケーションを取ることが億劫」です。

単純に面倒事を避けたい気持ちもあるのですが、考えすぎてしまい疲れるので億劫という部分もあります。

そう感じてしまうこと自体が「コミュ力が低い」と言えるのかもしれませんが、HSPであることも関係していると思います。

「コミュ力が低い」ことと、HSPであることを切り離して考えると、自分の「コミュ力」をもう少し上げられるかもしれないという希望が見えた気がします。

無理をして疲れるほど頑張る必要はないと思っているのですが、「コミュ力」が経験値によって上がるものであれば、もう少しだけ面倒がらずに人とコミュニケーションを取る練習をしようと思えた出来事でした。

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