アカネサス構想シリーズ|第13回【旅と構想力】現場で得た感覚は、戦略の言語になる
こんにちは、アカネサス代表の北條竜太郎です。
「移動と構想力の関係」について綴ってきたシリーズ、今回はその最終回です。
テーマは、
旅で得た感覚は、戦略の言語になる。
◆ “言葉にならない違和感”を、見逃さない
私は旅先で、
妙に惹かれる陳列棚の色づかい
地元の人にだけ支持されているラーメン屋の混雑
スーパーで見かけた、特異な品揃えのクセ
といった、“ガイドブックには載らない現地の空気”に出会うたび、何かが心に残ります。
たとえば北海道では、
工場の設計が雪の押し込みや防風角度を前提として設計されている。
こうした現場の配置には、
一見不合理に見えて、実は深い“地域合理性”があります。
図面では絶対に理解できない。
こうした違和感や空気感が、実は戦略の素材になるのです。
◆ 時差で効いてくる、“感覚ベースのインプット”
旅の最中には、
その感覚をまだ言葉にできないことが多いです。
でも1週間、1ヶ月後──
ある会話の中で、ふと気づくのです。
「あの時の感覚、いま考えているこの構造と似ているな」
それが、戦略の言語になっていく。
私は、本やレポートで得られる知識よりも、
こうした“肌で感じた一次情報”を重視しています。
◆ 構想とは、「暮らし」に触れて生まれる
構想とは、
どこかで聞いた理屈を空中で組み立てるものではありません。
現場の空気に触れ、
誰かの暮らしに入り込むことでしか得られない、
“根拠のある仮説”が、構想の本質です。
旅先で出会った景色や体験が、
後に提案や事業の「土台」になっていることが、実際によくあります。
戦略とは、感覚から始まる。
◆ 私の“好きな旅”について
観光もします。妻とふたり、観光目的だけで旅に出ることも多いです。
熊本・阿蘇や沖縄・名護など、
何度も訪れているお気に入りの土地もあります。
でも、
一番印象に残っているのは──
マレーシア・ランカウイ島で、現地のご家庭にお邪魔した体験です。
ホテルや観光地では得られない、
“暮らしの中に入らせてもらった感覚”。
十年以上経った今も、その旅が私の構想の軸になっています。
編集後記
この文章は、プーケット滞在中のホテルのデスクで書いています。
朝のストレッチ、夕方のケトルベルトレーニングの合間に、
静かに旅と構想について向き合う時間をつくりました。
読んでくださっているあなたの仕事や旅の視点に、
少しでもヒントが届いていれば嬉しく思います。
北條竜太郎(株式会社アカネサス 代表)
食品×補助金×再構築コンサル
https://akanesas.co.jp/
■次回予告:【潰された構想】語れなかった提案が、再び形になるまで
次回から2回に分けて、「構想が潰されない仕組みづくり」についてお話しします。
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