資産運用を優先して、家族旅行を後回しにしてませんか?【思い出の複利こそが最大の資産】
「資産が5,000万円を超えたら、もっと豪華な旅行に行こう」
「今は新NISAの積立を最大化しているから、レジャーは近場で我慢しよう」
そうやって、家族旅行を「いつか」に先送りしていませんか?
かくいう私もそうでした。
銀行員として数字を追いかけ、
1円でも多く投資に回すことが
家族の将来を守る正義だと信じていた。
資産が増えれば、その分だけ後からいくらでも
豪華な旅行に行けると思っていたのです。
でも、ある日、私は自分の大きな間違いに気づかされました。
きっかけは、子供の何気ない変化です。
これまでは「旅行に行くよ」と言えば大喜びでついてきた子供が、
最近は近所の友達と遊ぶのを優先したいらしく、
旅行に行くのをためらうようになったのです。
その瞬間、
「あ、もう時間がないのかもしれない」と、
胸が締め付けられるような、焦りにも似た感覚を覚えました。
家族が一緒に全力で楽しめる時間には、明確な『賞味期限』がある
資産運用は明日からでも、10年後からでもできます。
でも、「今この瞬間の、親を求めてくれる我が子」との時間は、
二度と買い戻すことができない。
今回は、私が傲慢な考えを改めて気づいた、
「資産の複利」よりも人生を救ってくれる
「思い出の複利」の正体についてお話しします。
家族旅行の「賞味期限」と向き合う
私たちはつい、
「お金さえ貯まれば、いつでも時間が取り戻せる」と
錯覚してしまいます。
しかし子供の成長曲線は、複利のグラフよりも急激です。
低学年までは親が世界の中心だった子供も、
高学年、中学生となれば、自分のコミュニティを持ちます。
「パパ、友達と遊びたいから旅行は行かない」
その言葉を聞いたとき、私は自分の人生設計が
いかに「数字」に偏っていたかを痛感しました。
親と一緒に全力で笑い、驚き、感動を共有してくれる期間。
それは人生という長い航海の中で、ほんの一瞬の
「ボーナスタイム」に過ぎないのです。
そのことに気づいてから、
私は「いつか」という言葉を封印しました。
そして、旅行を「浪費」ではなく、
家族の「無形資産」への投資だと定義し直したのです。
記憶の配当を最大化する「体験型投資」
せっかく旅行に行くのなら、
ただ名所を回るだけではもったいない。
私は最近、その地でしかできない
「体験」や「アクティビティ」を
必ず盛り込むようにしています。
なぜなら、単なる風景は記憶から薄れても、
「一緒に何かを成し遂げた記憶」は強固に残るからです。
私が実際に体験して、家族の絆が深まった
「思い出の投資先」をいくつかご紹介します。
① 富士山を背に誓った、家族の「今」
去年の年末、「特別な思い出を残したい」と考え、
富士山が一望できるコテージで年を越しました。
冷え切った空気の中、家族全員で肩を寄せ合って見た初日の出。
赤く染まる富士山とともに昇る太陽は、人生で最高の光景でした。
あの瞬間、家族の心は間違いなく一つになっていました。
この光景を思い出すたびに、私たちはいつでも
あの時の「前向きな気持ち」に戻ることができる。
これこそが、まさに「記憶の配当」です。
② 福井で流した、苦しくも誇らしい汗
福井県のあわら温泉へ行った際は、
家族みんなで現地のマラソン大会にエントリーしました。
練習不足もあり、タイムは正直言って散々なものでした。
しかし、息を切らしながら
全員でゴールしたあとの快感は格別でした。
その後の温泉と、豪華なバイキング。
「パパ、あそこきつかったね」
「最後、みんなで頑張ったよね」
汗を流した後の食事は、どんな高級レストランのフルコースよりも、
私たちの心を満たしてくれました。
③ ミュージアムで爆発した、家族のクリエイティビティ
最近、我が家で最も盛り上がったのが
「日清カップラーメンミュージアム」です。
自分たちでデザインしたカップに、
好きな具材を選んで入れる「マイカップヌードル」作り。
子供はもちろん、大人も夢中になります。
帰宅後、「私のデザイン、カッコいいでしょ」
「その具材の組み合わせ、美味しそうだね」と自慢し合い、
交換して食べた時間は、最高に愉快なひとときでした。
たかがカップラーメン、されど世界に一つだけの思い出です。
④ 飛騨高山で見つけた、手作りの温もり
高山を訪れた際は、せんべい焼き体験や、
飛騨地方の守り神「さるぼぼ」作りを楽しみました。
慣れない手つきでせんべいを焼き、
自分だけのオリジナルさるぼぼを仕上げる。
その後の古い町並みでの食べ歩きも、
手作りの体験があったからこそ、より一層美味しく感じられました。
なぜ「体験」に課金すべきなのか?
これらの旅行でかかった費用を計算すれば、
それなりの金額になります。
「もしこのお金をFANG+やレバナスに入れていたら……」
銀行員としての私が、頭の片隅でささやくこともあります。
しかし、冷静に考えてみてください。
20年後に口座の数字が100万円増えていることと
今、家族で富士山の日の出を見て涙が出そうになった記憶。
老後のあなたを真に支えるのは、どちらでしょうか?
記憶にも「複利」が効きます。
若い時期に経験した思い出は、その後の長い人生で
何度も何度も繰り返し思い出され、
そのたびに家族を温かい気持ちにしてくれます。
10歳で経験した「家族とのマラソン」の思い出は、
その子が80歳になるまでの70年間、
折に触れて心の支えになり続けます。
しかし、70歳になってから1億円を手に入れても、
その思い出を「70年間分」楽しむことは不可能なのです。
攻めの「思い出投資」を始めよう
私は現在、定期的に家族旅行の計画をカレンダーに入れています。
それは義務ではなく、ワクワクする「資産運用」の一環です。
その地でしかできないアクティビティを一つ選ぶ
そこでしか食べられないものを、値段を気にせず堪能する
「効率」ではなく「心の動き」を優先する
このルールを徹底してから、私の幸福度は
資産残高の増加スピード以上に跳ね上がりました。
積み上げた資産を、「自分と家族」のために有意義に使う。
それは、お金を減らす行為ではありません。
「人生という限られた時間」を
「永遠に消えない記憶」という資産に両替する行為なのです。
結論:数字ではなく、人生を増やそう
資産運用を頑張っているあなたは、
すでに十分「未来」に備えています。
自分を褒めてあげてください。
そして、そろそろ自分に許可を出してあげてください。
「今、この瞬間の家族」に投資することを
子供はいつか巣立ち、親もいつか老い、
私たち自身も動けなくなる日が必ず来ます。
その時、私たちの心にある「アルバム」が、
色鮮やかな思い出でいっぱいであるように。
お金はまた稼げます。
運用で増やすこともできます。
でも、2026年の今の家族との時間は、
今この瞬間にしか存在しません。
さあ、今すぐスマホのカレンダーを開いてください。
次の休日に、家族とどんな「体験」を買いに行きましょうか?
【最後に】
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回の記事、もし「自分も少し後回しにしていたかも……」と
心が動いた方は、ぜひ「スキ」ボタンを押していただけると嬉しいです。
また、皆さんが最近家族と体験した「最高の思い出」や
「おすすめのアクティビティ」があれば、
ぜひコメント欄で教えてください!
皆さんのエピソードが、
誰かの「今を大切にする」きっかけになるかもしれません。
これからも、銀行員・FPという視点を持ちながら、
数字だけではない「真の豊かさ」について発信していきます。
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