『ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline-』感想
あらすじ
主人公「エル」はパロッタ―というSNSから情報を集め事件を解明するネット探偵である。とある実験により特殊能力を得たアクマである相棒の「にゃすてりあ」と共に、アクマによる怪事件を解明していくことになるが……
総評
凄く良い。一本筋の通った良作という印象。
推理というよりは情報整理系(いわゆるオブラディン系?)
色んな人のTwitterの表垢と裏垢を見て現実の人と結び付けよう!
良い人だと思ってた人が裏でめっちゃ批判とかしてる……(ドン引き)
とにかく作品コンセプトに対して真っすぐなゲームという印象が強く、テーマに対してUIやキャラクターやゲーム性が凄くかみ合っているように感じました。
プレイ時間はだらだらやって大体10時間。
サクサクやったら6時間くらいで終わるかも?
難易度は易しすぎず難しすぎず絶妙にストレスがかからない塩梅。ペナルティもなく情報を整理していくことで消去法も可能なのでゲーム部分のストレスはほぼなし。
<以下ネタバレあり感想>
良かったところ
〇作品コンセプトに対しての一貫性
何がいいってここが良い。「シュレディンガーの猫」というテーマに向けてとにかくひた走っており、最後の謎解きもそこへ向かっていく納得感が強い。
正直 "主人公が確定させたんですよ~" のくだりはせっかくここまでやってきたのに!という気持ちになり複雑(この手のメタ要素でプレイヤーが責められる展開が苦手なので)だったものの、ミカクテイをカクテイさせられるからこそ神隠し事件の被害者をあてがうことで解決する流れは気持ちが良かった(一番最初何も見ずに当てはめて間違えたのは秘密)
〇つじつま合わせ
そんな皆裏垢ないだろ!とか個人情報書きすぎだろ!の部分にちゃんと理屈があって良かった。
〇エンドロール
これまで見てきたアカウントたちが主人公の行動によってどうなったかが描かれていたところ。1パロートの抜き出しだけど少しはいい方向に向かったんだろうという所が察せられていい。SNSの解像度が高くてちゃんとこの人たちも人間なんだな……と想いを馳せることができた。
〇遊びやすさ
正直留年とか誕生日とか考慮するのだいぶだるかったものの、それ以外の情報から特定したり消去法で考えたりと割とざっくりプレイすることができて良かった。そしてペナルティ無しは本当に有難い。
う~んだったところ
〇正直そんなない
〇主人公が嫌
嫌な意味で癖が強い。ハタから見たら可愛いAI女子に概ね色んなことを肯定してもらいながら人の個人情報を探ってイキっている男、しかもイキり具合も解像度が高くて絶妙に嫌。ただ、この嫌さも終盤の展開にちゃんとかかってくるので意味のあるキャラ付けだと思う。でも嫌。
〇SNSの解像度が高い
Twitterで見たらげんなりするタイプのアカウントの目白押し。なんかずっと男女で喧嘩してる奴、AI絵論争、一生つまらんミーム擦ってる奴、いいじゃんもうそういうのさァ!う~んと言いつつこの解像度の高さは本当に凄い。実質Twitterのスマブラと言っても良い。よくここまで嫌なアカウント集めたな……
〇ブックマーク周り
う~んといいつつただの要望なんだけど、単語検索とかもう少し自由にできたらよかったなと思った。ブックマークが溢れて途中訳が分からなくなったので、あと章引継ぎで使えるメモみたいなのがあるとよかったかもなと思った。前の章と繋がるかも?と思いつつスルーしたところが結構あるので。

