#22 ⚠ネタバレ大アリ⚠ 観劇ログ リプリー、あいにくの宇宙ね 『下北沢:本多劇場5/26東京千秋楽公演』
ニッポン放送とヨーロッパ企画のコラボ第5弾。
ずーっと見に行きたい気持ちだけは持ちつつも演劇ってハードル高いし….と自制していたのですが
演出を務める上田誠さんが演劇は「もっと軽い気持ちで見に来てください」という言葉に乗せられてはじめて劇場に足を運びました!
※あとは久保史緖里さんの青春文化祭で上田さん作の演劇部の劇を見たのも大きかった! ほんとうにラジオには今回の演劇をはじめ、音楽ライブ、映画、今まであまり触れてこなかったものに出会わせてくれて感謝しかありません。

全体を通しての感想
※中身のネタバレはしていないので興味のある方の参考になれば※
世界はあいにくに溢れている、宇宙という我々が簡単に想像できない場所を舞台の上で表現されると現実も少しはいとおしい、悩んでいたことも意外とちっぽけなのかも
ちょいシリアスやしっかり演劇もありながらも笑いどころも分かりやすく、演劇鑑賞はじめてだけどお笑いのコントは好き!みたいな私にはすごく見やすくて良かったです。
(後、東京03さんのラジオコントの番組で知らず知らずのうちに上田さんの脚本と劇団かもめんたる聴いていたのは大きかったかも)
あとは、宇宙に関する作品に触れていると抵抗感なく見れると思います!(個人的にはアニメ「彼方のアストラ」とリンクする部分を結構感じました。)
演劇そのものの感想について
舞台ならではの静と動をリアルで体感できたのが良かったです。間の使い方・足音・演者の目線/視線・小道具の使い方、映像のフィルターを通さず直でダイレクトに今そこのRealを感じられるのがたまらなかったです。
⚠️写真以下ガッツリネタバレしていますご注意を⚠️

好きなシーン・演出
序盤のマザーコンピュータが制御が利かなくなり、大量の認証を求めるシーン。
現代人なら全員が経験したことがあるチケット購入時やページログインの際の特定のマスを選択・SMS認証の流れ。あるあるの使い方が秀逸で大笑いしました😆
マザーコンピューターのくだりはちょっと未来を先取りしたようにも思えて、生成AIにはちゃんと優しい言葉で褒めて伸ばしてありがとうを伝えて、仲良くしなきゃって思いました(笑)
ゲーセンの流れやセブンティーンアイスと宇宙船制御の組み込み方
まずは、楽曲で次に小惑星を避けるユーリ×キリトの掛け合いシーン⇒ユーリ×地球の彼氏のエピソード
ぜんぶユーリが関わる中で相手や場所を微妙にずらしながら観客に3回にわたりキーフレーズを刻み込み笑いと伏線回収に持ってくる! 観ていて気持ちよかったです(この快感・脳の回路たまんない!分かる方いらっしゃるかなあ)
ロヴィの鎮魂歌
浦井さん演じるロイド・ロヴィの楽曲も良かったですね~ しっかり鎮魂歌歌わせて最後の突っ込み回収まで任せるという(笑)見事な大立ちまわりでした。
今回歌声が聴けてふと思い出したのですが、浦井さん大学時代にアカペラサークルでベースパートだったそうで、佐久間宣行さんのANN0で披露しているので是非聴いて欲しいです。(42:00~)
ラスト・シーン
色々ありすぎて、最後の着地がどうなることかと思いながら見ていましたが……「セブンティーンアイスのごみ」が出てきて、納得はしつつもちょっと私は脳の処理が追い付かずあぁ〜みたいになってしまった……納得>笑いでうんうんという感じ(ちょっと忖度ないですが個人の感想なので許してね♡)原作も無いので比較も起きないですし、こういう終わり方も演劇かなと思って受け止めておきます。
考察?(個人的な感想)
ひとつ考察みたいになっちゃいますが主演の伊藤万理華さんの個人PVせぶんのてぃーんと17seventeen Ice🍦2つの17を掛けたのかなぁ
細か過ぎて好きな演出
・お掃除自動ロボットがMakitaパロディのMakioなのも好き。
・ティクティク
絶妙に外しているエイリアンの名前も良かったです(笑)
ミャクミャクとTikTokerのハーフだと思っておきます(笑)
出演者のみなさま
感受性の豊かさと表現力。『伊藤万理華さん』
伊藤万理華さんはやっぱり表現の鬼。
「まりっか’17」のリバイバルでも感じましたが、歌詞の意味はあまりないけど韻文だったり言葉遊びある音楽に乗せたら天下一品!
歌い・踊る伊藤万理華さんは解放感にあふれて凄く良かったです。
表情筋の豊かさとはっきりした歌声。そして、あのリリック量を個々の言葉をはっきり伝えていて聞き手も分かりやすく世界にのめり込める!
それの伏線回収も上田さん脚本の気持ちよさ!!
KOC王者と西のM1・KOCファイナリストの実力。
男性ブランコとかもめんたるコントを極めし(わりと両極端な)二組が互いの個性を消さずに役割、良さがでていたのが印象的。
かもめんたるさんはう大さんの長セリフ。特に良さがでていたのは下記シーン
船内がドタバタする中で井之脇さん演じるキリトがキャプテンに代わりまとめて各員が役割に動き出しながら『コズミックジョーク』を言い合うシーン
それぞれに的確に突っ込んでいくう大さん 圧巻でした………。岸田國士戯曲賞を候補に挙がるほど脚本の凄さは存じ上げでいましたが演者としての(それも主演ではないもののキャプテンという真ん中の立ち位置)凄み。格好良かったです!!
槙尾さんはそのままというか(笑)、自然体なのがこちらにも伝わってきてやりやすそうでした! 序盤はかもめんたるの漫才・コントの掛け合い観ているようなシーンもあって全員をメインどころに据える上田脚本良いなあって思いました。
男性ブランコはいつものコントや漫才よりは常識人寄りでしたが、それぞれ科学主任の平井さん、ロボットロヴィの浦井さんそれぞれあてがきに近い役はぴったりでした!平井さんは落ち着いている立ち振る舞いだけどしっかりボケもある、浦井さんは大立ち回りの中つっこみで舞台を締める良いアクセントになっていました。
※書いていて思いましたが、笑いは書き起こして冷静な視点で見るもんじゃないですね(苦笑)
お二組の才能溢れる演技いい加減にして(笑)
by男性ブランコ平井さんのワードを拝借
バンドマン×演劇
シシドカフカさんにオファーも納得のアイコンとしての存在感!!作品にアクセントをもたらしていました。歌声や楽器捌きの本業の強みを生かした(当て書き)にも感じる宇宙を漂流するの吟遊詩人の配役もGOODでした(そして期待に応えるカフカさんの多彩さ)
井之脇さんの圧倒的格好良さ、野口さんの声量、ヨーロッパ企画の御三方の舞台中心に戦い続けてきた誇り!みなさんも素晴らしかった👏
ここの感想短くてごめんなさいm(_ _;)m悪しからずでございます。(追記するかもです)
終演後のあいさつにて
主演の伊藤万理華さんが
「日々、いろいろなことがあるけど今日の2時間”笑った”という記憶を覚えていて何かあったとき・辛いときに思い出してほしい」
と仰っていたのがすごく素敵な言葉で印象に残りました。
今作は宇宙を舞台に現実から距離を置いて2時間笑いあり、心にジーンとくるシーンありでキャストの皆さんに素晴らしいドタバタ逃避行に誘っていただきました。
これからも演劇や音楽・ラジオ自分の好きなものから心の支えをたくさんいただきながら『天気』『人間関係』『周囲の環境』も”あいにく”なことがある「ブリコルール」が連続する地球、現実社会を旅していきたいです!
笑うって最高ですね、笑顔でいたいね😊
お読みいただきありがとうございます😊
