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それでも私は

映画「それでも私は Though I'm his daughter」を見てきました。

30年前に日本を震撼させたオウム真理教事件。教祖の娘として生まれた松本麗華さんは、父の逮捕時にまだ12歳でした。その後、彼女は、教祖の娘として、文字通り社会から拒否される生活を送ってきました。

それでも彼女は、時に絶望して死を口にするときもありつつ、しっかりと生き抜いてきました。このドキュメンタリー映画は、その彼女を6年間にわたって、丹念に伴走した作品です。

彼女が姉と一緒に、教祖の父の親戚を訪ねるシーンがありました。3時間に渡って親戚宅で話し込んだ後、親戚宅から出てきた彼女の表情が、その話の内容を何よりも物語っていました。

松本麗華さんの単著「止まった時計」も、以前、文庫化されたときに読みました。顔も名前も全部さらし、世間からの激しいバッシングのなかを生き抜いてきた彼女の人生の生きざまに、言葉を失います。加害者家族は、この社会の中に存在していてはいけないのでしょうか。誰も親を選べずに生まれてくるのに。それでも懸命に生き抜いてきた彼女の姿を、映画からしっかりと感じ取りました。

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