頼りたいのに、頼れない。甘えと自立の、ちょうどが、わからない
「大丈夫? 何か、買っていこうか?」
熱を測ったら、37度2分。
高くはない。寝てれば、治る。
——頑張れば、動けなくも、ない。
でも、体は、だるくて。
頭は、ぼんやりして。
なんだか、やけに、心細い。
そんな時に、彼から、来たLINE。
——ほんとは、うれしかった。
来てほしかった。おかゆ、作ってほしかった。
なのに、私が、返したのは。
「ううん、平気。これくらい、寝てれば治るから。ありがと」
……なんで。
こんなに、そばにいて、ほしいのに。
「微熱くらいで、来てもらうの、大げさかな」
「これっぽっちで甘えたら、面倒な女って、思われるかな」
「ちゃんとした熱でも、ないのに」
そうやって、理由を、並べて。
「来てほしい」を、飲み込んだ。
彼からは、「わかった、無理しないでね」。
——それで、会話は、終わった。
✶・✶・✶

私は、こういうこと、ばっかり。
しんどい日ほど、
「疲れた」の一言が、言えない。
落ち込んでても、「大丈夫?」に、「うん、平気」で、返す。
——甘えたい。ほんとは、すごく。
なのに、口が、勝手に、突っぱねる。
「頼ったら、重いかな」
「でも、なんでもひとりでやったら……冷たい、のかな」
甘えるのが、正解なのか。自立してたほうが、いいのか。
——その"ちょうどいい配分"が、どうしても、わからない。
✶・✶・✶
その気持ち、わかります。
でも、
たぶん、あなたが、固まってしまう理由は。
「甘えるべき? 自立すべき?」の、
"正解"を、探してるから。
そして、その奥には、
こんな思い込みが、あります。
「甘える=重い、弱い、面倒」。
……でも、ほんとは、逆かもしれない。
しんどい時に「そばにいて」と言うのは、弱さじゃなくて——
「あなたを、信頼してる」という、いちばん、まっすぐなサインです。
そして、彼にとっても、頼られるのは、うれしいこと。
「無理しないで」の裏で、ほんとは、"呼んでほしかった"のかも、しれません。
だから、探すべきは、
"正しい配分"じゃ、ない。
彼に、どう思われるか、でもない。
「今、私は。ひとりで耐えたいのか。
それとも、そばにいて、ほしいのか」。
それを、彼の顔色じゃなく、自分に、聞いてあげること。
正解は、彼の中じゃなくて、あなたの中に、あります。
とはいえ。
「じゃあ、どう言えばいいの」
——そこが、いちばん、難しいんですよね。
重くなく、必死でもなく。あなたのまま、彼に、ちゃんと"素直"を、渡す。
その具体的な言い方は、こちらに、まとめました。
▶ 「会いたい」の言い方を変えるだけで、恋は変わる
次に、心細くて。
「平気」って、言いそうに、なったら。
その手前で、ほんの一瞬だけ——
自分の、ほんとうの気持ちに、気づいて、あげてください。
「ほんとは、私、どうしたい?」って。
言うか、言わないかは。
そのあと、ゆっくり、決めれば、いいんです。
