心に刺さる名曲|ユイカ『私が選んだもの』|本当の自分を出せずに頑張ってきた人
“人生の夜”に救われた一曲を
創作ストーリーと共に届けるシリーズ。
子育て、夫婦関係、仕事。
誰かを守ろうとするすべての人へ。
ユイカ『私が選んだもの』
ユイカは、10代の頃から“今の自分の感情”を
そのまま言葉にしてきた
シンガーソングライターです。
背伸びをしない等身大の歌詞が共感を呼び、
同世代を中心に多くの若者から
支持を集めています。
彼女は、左目が先天的に見えないことを
公表しています。
生まれつき、見える世界が
“みんなと同じではない”という現実とともに
生きてきました。
それはきっと、
自分の中で感じる「弱さ」と向き合いながら、
生きる強さを少しずつ育んできた
歩みだったのかもしれません。
「選ばれるかどうか」に怯えるのではなく、
「私は選ぶ」と言い切るこの歌詞には、
ただの恋愛感情を超えた重みが宿っています。
不安を知っているからこそ描ける強さ。
欠けていると感じたことがあるからこそ
歌える覚悟。
17歳の長女が紹介してくれました。
小さい頃からおてんばで、明るくて、
家の中ではいつも笑い声が響き、
その声が家族を幸せな気持ちに
してくれていました。
想いやりがあって、明るくて、頑張り屋。
誰からも好かれ、自然と友達に囲まれる子。
思春期になっても、いわゆる
“反抗期”らしい反抗期はほとんどなく、
素直で明るい“良い子”。
親として、どこか安心していました。
けれど、
時々うつむく娘の姿を見て、
僕はようやく気がついたのです。
想いやりや明るさは、相手に注ぐもの。
繊細な心で、いつも誰かを気遣い、
優しく明るい光を注ぐために、
彼女は頑張っていたのだと。
どこにいても、何をしていても、
みんなの前では
「頑張らなきゃいけない自分」がいる。
楽しくなくても笑っていないと。
やりたくなくてもやらないと。
誰かが悲しむくらいなら、我慢しようと。
『鏡にうつる自分(個性)を剥がすことはできない』
娘と向き合う中で、
私たち親が望むこと。
みんなと同じ道を進む必要もない。
誰かの期待に応える必要もない。
ただ望むことは、
彼女が、彼女らしく、
心から笑って過ごせる環境の中で、
自分らしく生きてほしい。
それだけでした。
娘が何気なく紹介してくれたこの曲を聴き、
歌詞を見たとき、
僕の頬を涙が静かに流れました。
戦っているんだな。
向き合っているんだな。
一生懸命に生きているんだな。
僕は、そんな娘を誇りに思います。
パパとママの子どもとして生まれてくれて
ありがとう。
パパたちにとって、自慢の娘だよ。
『私が選んだもの』は、
誰かに認められるための歌ではなく、
自分の心に正直でいるための歌。
“足りない”と感じる夜にこそ、
そっと流してほしい一曲です。
曲&アーティスト紹介
<アーティスト>
ユイカ
<曲名>
『私が選んだもの』
<届けたい人>
・本当の自分を出せずに頑張ってきた人
・自信をなくしたことがある人
・“選ばれないかもしれない”と怖くなったことがある人
・好きな人の気持ちばかり気にしてしまう人
<届けたい想い>
見た目のこと。
周囲との違い。
“普通”と比べられること。
人は無意識に、
「選ばれる側」で評価される世界に
生きています。
可愛いかどうか。
ちゃんとしているかどうか。
足りているかどうか。
「私は、あなたを選んだ。」
それは、
“選ばれるかどうか”に怯える人生から、
“自分で選ぶ人生”へと視点を変える宣言。
弱さを知っているからこそ滲み出る、
静かな覚悟。
「誰かに選ばれる人生」ではなく、
「自分が選び続ける人生」を。
そんな静かな強さをくれる歌です。
心に響く名曲
*歌詞はユイカ『私が選んだもの』より一部引用(*2番)
人と同じは嫌だけど
見える世界は同じがよかったな。
『普通』って誰が作ったの?
『空気を読む』のは誰のため?
『私』って誰のために生きてるの?
頑張らずに生きられたら•••どんなに良かったかな
あの子には見えてる綺麗な景色が
いつか私にも見えますように
みんなと”同じ”ように
いつか私も何も考えずに
ただ笑っていられる日が来るといいな
もしもお空で決められるのなら
来世はちゃんと
見える目をください、
人の涙に気づける目をください
人を想うたび心が痛い
目を瞑っても 耳を閉じても
感じてしまう心の痛み
まとわりつく私の鎖
誰にも言えないあの日のこと
ちゃんとお墓に持っていけるかな
誰の記憶からも消えてなくなりたいと
思ったあの日
書き殴ったメモなんか
誰にも見せられない
私より先に勝手に
お墓に入っといてくれてもいいのに
私を想う人の心を感じるたび
私の心は温かくもあり また痛くなる
幸せに見えるあの子だって
死にきれず泣いた夜もあって
幸せに見える私も
そんな夜があったよ
もしかしたら•••
もしかしたら私だけじゃないのかな
頑張って笑って
“良い子”であろうと苦しくなるのは
私は後悔せずに
私を終われるだろうか
幸せだったって神様に言えるだろうか
誰も傷つけないでいられるなら
ひとりぼっちの未来さえ
私は私自身を幸せにできるのかもしれない
それでいいか?
それでいいわけないか。。。
貴方は後悔せずに
貴方をちゃんと生きて
貴方を幸せにしてあげてね
鏡の私に語りかける
あなたはあなたのままでいい
あなたは幸せになっていいんだよ
貴方が選んだもので生きている
あなた自身が羽ばたける空へ
飛び込んでいきなさい
貴方が選んだ武器で戦っている
貴方の譲れないもの、それは何だ?
それが貴方の生きる意味だ-
私は、うたを歌うこと。
あなたがまとっているのは鎖じゃない。
あなたにしかない武器(個性)なんだ。
涙が溢れる夜も、
笑顔が溢れる朝も、
私は生きている。
私は、私らしく生きていくんだ。
ここまで読んでくださったあなたへ。
文末のYouTubeリンクから楽曲を再生できます。
スマホでは、音楽を聴きながら文章を読み返すこともできます。
今の気持ちのまま再生して、
この物語を、音楽と一緒にもう一度味わってみてください。
この曲が、あなたの夜にそっと寄り添いますように。
