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豊国廟(京都市今熊野)

京都での最終の目的地である、豊国廟です。
下鴨神社からバスに揺られて、バス停から15分ほど山の方へ向かって坂道を登っていきます。

豊国廟は、豊臣秀吉公のお墓です。
豊臣秀吉が祀らている豊国神社から、徒歩25分ほどのところにあります。

桜井識子さんの著書、「神様のためにあなたができること」を読み、どうしてもどうしても行きたかった場所の一つです。

識子さんによると、豊臣秀吉さんは、亡くなる前にご自身が祀られるための神社を建立していたそうですが、徳川家康公によりその神社を壊されたため、神様修行にはいることもできず、成仏することもできず、300年間さまよわれていたそうです。

識子さんとお話されていくうちに、神様修行へ入ることができ、いまでは立派な神様として人間を見守ってくださっているそうです。

「神様のために私たちができること」には、神様へ感謝の気持ちを伝えること、人の想いが神様を元気にすることが書かれています。
神様にお願いごとや、何かしてもらうことばかりお伝えするのではなく、私達が神社参拝して、神様に会いに行くこと、感謝の気持ちを忘れないこと、それが私たちにもできることだということがわかりやすく書かれています。

識子さんの本を読んで、たくさんの方が豊国廟へ訪れ、秀吉さんに会いに行き、励ましの言葉をかけてくださったそうです。
そのおかげで秀吉さんも元気を取り戻し、神様修行へ入ることができたそうです。
人が神様を想う気持ちはとても強いのですね。

その物語を読んでいるうちに、秀吉さんのお人柄にも触れ、目頭が熱くなってしまい、どうしても訪れて手を合わせたいと思っていました。

豊国廟の入り口に到着しました。
目の前には、山に向かって、木々でおおわれて頂上が見ることもできないくらい、石段が高くそびえたっております。
その下には、こじんまりとした社務所があるだけです。
お守りも売っていたり、御朱印もいただくことができるようですが、誰もいなかったので少し待っていると、駐車場の方からオジサマが一人来てくださいました。

笑顔で、「これから行かれるんですか?」と聞かれ、「はい!!」と元気よく返答しました。
「下からもお参りできますよ」と確認されましたが、「上まで行ってきます!」とお答えいたしました。

私の格好(白いコート+ハンドバッグ)をみて、どこからどうみても、これから583段の石段を登る人の格好ではないと心配されたのか、荷物を預かってくださることになりました。

ハンドバッグの中から、貴重品と必要最低限のものをエコバッグにいれ、身軽になった私は、おじ様に見守られながら、583段の石段を、いざ、登り始めました!!

ここで、改めてお伝えいたしますが、朝から稲荷山を登り、お百度参りをこなしてきた40代女です。

どこからそんな元気が湧いてくるのか、どこにそんな体力が残っていたのか、はなはだ疑問ではありますが、本当に自分でもびっくりなのですが、無事に583段の石段を登りきることが出来ました。

途中で2、3回休憩はしましたが、秀吉さんが待っている、秀吉さんに会いたい!、そんな気持ちで登ることができました。
今思うとちょっと心配になりますね 笑

石段を登っている最中、心の中で、なぜ、今回京都に来たのか、今、職場の人間関係でとても悩んでいること、人からの妬みややっかみにやられてしまっていること、頑張っているのに私が悪者になってしまうこの状況をお伝えし、そんな状況にもびくともしない強い心を持ちたい、しなやかに進んでいきたいと思っていることをお話ししながら登りました。

頂上に着いた時には、感動そのものでした。
豊国廟からは、清水寺を見下ろせます。
秀吉さんは、そのような眺めの良い場所で眠られているんですね。

私は絶対に、豊国廟から清水寺をみた写真を撮影したのですが、スマホに残っていないのです。

残っている写真はこの1枚きりでした。。。
神社仏閣巡りをしていると、このようなこともあるものですね。

豊国廟の頂上からの、貴重な一枚

下鴨神社の近くの、「茶寮 宝泉」で生くりきんとんを買ってきた私は、秀吉さんにお供えし、手を合わさせていただきました。

無事にたどり着けたことに感謝し、頂上からの景色も堪能し、ゆっくりと石段を降り始めました。

無事に降りてきた私を、社務所のオジサマはほっとした笑顔で迎えてくださりました。
ひょうたんのお守りを購入し、おみくじをひいて、豊国廟を後にしました。

おみくじを読みながら歩いていると、その内容に声をあげて泣いてしまいました。

「第二十七番 
大吉

谷風にとくる氷のひまごとに うちいづる浪や春のはつ花

荒々しい冬の波もいつしか花の影を映す静かな季節がやって来る。
きびしさに堪えた行路であったがそれだけのことはあった。
生きていることが楽しいと思える幸福をつかむことが出来たのだ。
前途洋々。」 

私が秀吉さんにお話しした内容について、秀吉さんが「よしよし」と言ってくださっているような気がして、心が暖かくなって、帰り道、涙が止まりませんでした😢

「きびしさに堪えた行路であったがそれだけのことはあった。前途洋々。」という言葉が心に響きました。

このおみくじに出会えただけでも、京都に来た甲斐があったような、そのような体験でした。

伏見稲荷大社→伏見豊川稲荷本宮→下鴨神社→新嘗祭→豊国廟という、1日の中の出来事とは思えないような体験をし、心身ともに心地よい疲労感に包まれながら、京都を後にし、東京へ帰ったのでした🚅

その1か月後、年末年始にまた京都を訪れるのですが、それはまた後日綴っていきます。

ここまでお読みいただきありがとうございます😊

豊国廟からバス停までの下り坂

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