共鳴ノートVol.30《通る身体をつくる、ということ》
姿勢や呼吸で身体を整える。
それは、ただ筋肉をゆるめるためだけではない。
膝をほんの少しゆるめる。
呼吸をゆっくり吐いて落とす。
そうやって“安全な状態”をつくると、
身体は力を抜いていく。
ここまでは、いわゆるリラックスの話。
でも、本質はその先にある。
身体がゆるむと、
外の流れや内側の感覚が入りやすくなる。
空気の変化や、場の違和感、
人との間の微妙なズレ。
そういうものが、自然と入ってくる。
つまり、
ヒビキが通りやすくなる。
逆に、身体が緊張していると、
防御が優先されて、感覚は鈍くなる。
感じようとしても、
そもそも入ってこない状態になる。
だから先にやるのは、
感じようとすることではなく、
身体を“通る状態”にすること。
姿勢や呼吸の型は、
そのための入口になる。
身体をゆるめることで、
感覚はひらかれ、
ヒビキの感度が上がる。
結果として、
流れを読みやすくなり、
無理に動かなくても、
通る選び方ができるようになる。
そしてそれは、
身体への負担も減る。
無理に力を入れない分、
疲れにくくなり、
整った状態が続きやすくなる。
つまり、
姿勢や呼吸の型は、
ただ整えるためのものではなく、
ヒビキが通る器をつくるためのもの。
そこが整うと、
感じ方も、選び方も、流れも変わってくる。
まずは、そこからなんやと思う。
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