「これ、ママに持って帰る!」
かじりかけのホットケーキを大事そうに持ちながら、子どもたちが嬉しそうに話していました。
その姿を見ながら、「子どもは、どんなときにお母さんの愛情を感じているのだろう」と考えていました。
私は、きっと特別なときだけではなく、毎日の何気ない関わりの中で、いつも感じているのではないかと思っています。
先日、年中組でホットケーキ作りをしました。
卵や牛乳、小麦粉を混ぜ、自分たちで生地を作り、ホットプレートで焼いていきます。
生地にぷつぷつ穴があいてくると、「わぁ!」と目を輝かせ、フライ返しでひっくり返せると大喜び。
焼き上がった後は、自分の好きなようにトッピングをして、嬉しそうに食べていました。
お腹も心も満たされる、幸せな時間でした。
すると、食べている途中から、何人もの子どもたちが、
「ママに持って帰る」
「ママにも食べさせたい」
と言い始めたのです。
かじりかけで、小さな歯形のついたホットケーキ。
でも子どもたちにとっては、「こんなにおいしいものを、大好きなママにもあげたい」という気持ちそのものだったのでしょう。
子どもたちは、楽しかったこと、嬉しかったこと、美味しかったものを、
“まずお母さんに伝えたい”と思っています。
ふとした瞬間に、自然と思い出す存在。
それがお母さんなのだと思います。
毎日忙しくて、「ちゃんと愛情を伝えられているのかな」と不安になる日もあるかもしれません。
でも子どもたちは、ちゃんと感じています。
抱っこしてくれたこと。一緒に笑ってくれたこと。話を聞いてくれたこと。毎日そばにいてくれること。
言葉にならない愛情を、しっかり受け取っているのだと思います。
子どもたちの心の中には、いつも「大好きなお母さん」がいるのだなと感じた、温かな時間でした。
