AIで遊ぼう!男のロマン、「いい感じの棒」を伝説の武器に変えています。
古着に関係なくてすみません。面白いコンテストなので書いてみました。よかったらご覧ください!
いい感じの棒、拾ってましたよね?
子どもの頃、近所の遊び仲間と、林の中に秘密の場所を持っていました。
雨の当たらない屋根の下に、拾ってきた「いい感じの棒」を並べて置く。ただそれだけの場所です。
まっすぐで、握りがよくて、振ると風を切って鳴る。そういう一本を見つけると、仲間に「内緒な」と見せました。ほかの友達には秘密、という意味です。相手は決まって「すげー!」と返し、ときどき棒を交換っこもしました。
大人から見れば、ただの枯れ枝です。でも私たちのあいだでは、その一本一本に、ちゃんと序列がありました。
不思議なもので、この感覚は大人になっても消えません。道でいい感じの棒を見かけるたび、今でも思い出します。あの屋根の下で雨宿りをしながら、並んだ棒を前に「かっけーなー」と言い合っていたことを。
ただ、大人になると、その「かっけーなー」を分け合う相手がいません。
ずっと、これは”男のロマン”だと思っていた
実は私は、ずっと思っていました。
この「いい感じの棒」への高鳴りは、れっきとした”男のロマン”だと。だからこれは絶対に刺さる、と。時代錯誤な言い方かもしれませんがあえて言わせてください!
ただ、問題がひとつ。。
どうやって、すべての元少年の心に届けるのか。
そこで、ふと思いついたのです。
——拾った棒を、AIに鑑定させたら、どうなるだろう。

公園で、いい感じの棒を一本拾いました。スマホで撮って、AIに見せてみる。
やってみて、むふふと声が出ました。
AIは、ただの枯れ枝に、漢字の武器名をつけ、攻撃力や魔力といった数値を割り振り、必殺技まで授けてくれたのです。しかも、生真面目な鑑定所見つきで。
子どもの頃に仲間内だけで通じていた「この棒には価値がある」を、AIが、堂々と肯定してくれた。
笑いました。そして、ちょっと泣きそうになりました。笑
私はこれを、本気でアプリにすることにしました。
その名も「THE BŌ(ザ・棒)/世界棒鑑定局」。棒を撮ると鑑定し、一枚のトレーディングカードに仕立て、自分だけの図鑑に収めていく。そういうアプリです。
ひとりの会社に、AIの”全部署”を立てた
会社は私ひとりです。
でも、対話型AIの中に「仮想の会社」を立てて、総動員したのです。
鑑定の担当、広報の担当、デザインの担当——役割を分けて働かせました。とくに力を入れたのが「監査」部門。暴走やミスを疑ってかかる、要するにリスクヘッジの係です。
ひとりで作っていると、どうしても見落としが出ます。だから、自分のアイデアをAIの別部署に何度も突っ込ませました。「これ、本当に大丈夫か」「ここ、抜けてないか」と。
ひとり社長なのに、社内会議だけは妙に充実していました。こだわったのは、ただ名前を付けて終わりにしないことです。
棒を点数で格付けし、一枚のカードに仕立てる。そして、上位の棒にだけ、ホログラムを纏わせる。安っぽくしない。

くだらない遊びだからこそ、ここだけは本気で作り込みました。大真面目に、ふざける。それが、いちばん楽しいやり方だと思うから。
職場の上司は面白おかしく「くだらねー!」っていじられましたが感心してくれてました😂
そして今、隣には5歳の息子がいる
そして今、私には、5歳の息子がいます。
散歩のたびに「これどう?これは?」と棒を拾っては、見せにくる。それが、意外といい一本だったりするのです。さすが我が息子、と思わず笑ってしまいます。
うれしいのは、彼が、かつての私とまったく同じ道を歩いていることです。
誰に教わったわけでもないのに、いい感じの棒に、勝手に胸を高鳴らせている。同じ「ロマン」を、息子も感じてくれている。
そして今度は、その価値を分け合う相手が、ちゃんと隣にいます。
スマートフォンをかざせば、AIが鑑定してくれる。親が上で、子が下ではありません。ふたりの「ハンター」として、同じ画面をのぞき込む。カードが出るたびに、どっちが上か、ふたりで一喜一憂する。
子どもの頃、屋根の下で仲間と「かっけーなー」と言い合っていた、あの時間。
それが、形を変えて、息子と私のあいだに戻ってきた。時代だなぁと感じています。
AIが、世代を飛び越えて、あの秘密基地を、もう一度建て直してくれたのです。
AIフェスティバル 2026で、通りすがりの親子の棒を鑑定したい
「AIフェスティバル」を、私はとても楽しみにしています。
人の好奇心や熱量を、何倍にも広げてくれる。そんなAIの面白い使い方に出会えるはずだから。
そして、もし叶うなら——この棒の鑑定システムで元少年に棒を拾ってきてもらってその一本を鑑定してもらいたい。笑
なんだかもう、頭から棒が生えてきそうなくらい、棒のことばかり考えています。
AIは、作業を速くするだけの道具ではありませんでした。
少なくとも私にとっては、大人が忘れていたロマンを全力で肯定し、息子との時間を結び直してくれるもの。そういう、あたたかい存在でした。
あなたの足元の棒にも、まだ誰も付けていない名前があるかもしれません。
今度いい感じの一本を見かけたら、戻す前に、一枚だけ撮ってみてください。
その棒は、もしかしたら伝説の武器かもしれないから。
(THE BŌ / https://the-bo.dev)
#AIで遊ぼう

