娘の誕生日【2026/07/30】
今日は娘の誕生日だった。
誕生日前夜の「アムールタイム」
前日の夜は、なかなか寝ようとしなかった。
誕生日が楽しみで興奮していたのか、それとも夏休みで翌朝早起きする必要がないからか。きっと両方なのだろう。
最近の娘は、お風呂も湯船には浸からずシャワーだけになった。一緒に入ることもほとんどない。
だから今、娘とゆっくり話せる時間は、寝る前だけになった。
私は娘を寝かしつけるために一緒にベッドへ入り、娘が眠るまでそばにいる。
すると娘は、その日にあった出来事や学校、バレエのこと、最近感じていることを次から次へと話し始める。
最初はゆっくり聞いている私も、気づけば時計は23時。
最近では日付が変わりそうになることもあり、
「もう早く寝なさい!」
と言ってしまうことも少なくない。
もちろん、本当はもっと早く帰宅できて、21時頃からゆっくり話せればいい。
でも、娘がバレエから帰宅するのは21時半過ぎ。
どんなに急いでも娘が眠るのは22時半から23時頃になってしまう。
そんな時、娘は決まってこう言う。
「でもね、ママとこうやって話す時間が大好きなの!」
「アムールタイムが必要なの!」
「Amour」はフランス語で「愛」。
そう言われると、こちらまで嬉しくなってしまい、「大好きだよ」と言いながらビズ(頬へのキス)の応酬が始まる。
幸せな時間。
……でも、やっぱり寝るのは遅い。
ようやく娘が眠った頃には日付が変わっていた。
時計はちょうど0時。
一番最初に「おめでとう」を伝えたくて、娘のキッズ携帯へ誕生日メッセージを送った。
間に合った。
暑さとの戦いになった誕生日
朝起きると、
「今日は誕生日だから!」
と、朝から元気いっぱい。
誕生日プレゼントを買いに行こうというので、二人で出かけた。
ところが、この日の暑さは本当に危険だった。
人は多いのに休憩できる場所は少なく、歩いているうちに私も娘も顔色が悪くなっていく。
私はめまいを感じ、「これは危ない」と思った。
すぐ薬局へ入り、OS-1ゼリーを二人分購入。
近くのお店へ避難して体を冷やし、また少し歩いて休む。その繰り返しだった。
娘も「気持ち悪い」と言い始め、二人とも熱中症寸前だったと思う。
それでも目的のプレゼントだけは無事に買い、急いで帰宅。
氷嚢を準備し、エアコンの効いた部屋で横になりながら、二人でかき氷を食べた。
すると娘は、あっという間に元気になった。
子どもの回復力は本当にすごい。
一方の私は、夜になった今でも頭痛が残っている。
今年はどういうわけか、暑さにとても弱い。
水分を摂っても体に染み込んでいかないような、不思議な感覚がある。
これからまだ暑い日が続くだろう。
無理をせず、熱中症対策をしっかり考えなければと思った。
誕生日の定番は、パエリア
それでも今日は娘の誕生日。
夕食は何が食べたいか聞くと、迷わず返ってきた。
「パエリアとムース・オ・ショコラ!」
ムース・オ・ショコラは今回は用意できなかったけれど、パエリアだけは絶対に作ろうと思った。
我が家のパエリアは、義母から教わったレシピだ。
パエリアは家庭によって味が違う。
日本では手に入る材料も違うため、少しずつ私流にはなっているけれど、作り方だけは義母から教わった通りに守っている。
そうして何度も作るうちに、ようやく「あの味」に近づけるようになってきた。
今日も主人がこんなことを言った。
「母には娘がいないから、この味を受け継いでくれる人がいて本当に良かった。それがまさか日本人の女性だったなんて、不思議だよね。」
その言葉を聞いて、私も改めて思った。
料理は味だけではなく、家族の歴史も受け継いでいくものなのだと。
だから、もう少し娘が大きくなったら、このパエリアの作り方も教えていきたい。
娘は今日も一皿ぺろりと食べ、
「明日も食べたい!」
と笑った。
我が家では、大切な日にはパエリア。
今年もその約束を守ることができた。
11歳、おめでとう
今日も娘は、バレエ帰りのシニヨン姿で帰宅した。
11歳。
大人になる頃、娘がどんな道を歩んでいるのかは誰にもわからない。
でも、今、目の前の夢に向かって一生懸命努力している姿は、親として誇らしい。
その頑張りを、これからも一番近くで応援していきたい。
元気に11歳の誕生日を迎えられたこと。
それが何より嬉しかった。
お誕生日、おめでとう。
今日のタロット
今日のジャンピングカードは

ペンタクルの6。
そして改めて引いたカードは、

ペンタクルの7だった。
ペンタクルが続いたことに、今日はとても意味を感じた。
ペンタクルの6は、「与えること」と「受け取ること」、そして支え合いを表すカード。
寝る前のアムールタイム、家族で囲んだパエリア、11歳の誕生日を迎えられた喜び。そのどれもが、家族がお互いに愛情を与え、受け取りながら積み重ねてきた時間そのものだったように思う。
一方のペンタクルの7は、これまで積み重ねてきた努力や愛情が少しずつ実を結び始めていることを教えてくれるカードだ。
11年という時間の中で、娘は少しずつ成長し、私たち家族も一緒に成長してきた。
これから先も、焦らず、一歩ずつ。
義母から受け継いだパエリアの味も、いつか娘へと受け継がれていくのかもしれない。
今日という一日は、「今ある幸せは、毎日の積み重ねから生まれる」ということを、タロットも静かに伝えてくれているようだった。
