家族の絆【2026/08/12】
父の入院
今日は父が治療のため、入院した。
詳細は控えるが、治療とはいえ手術と同じようなものだったため、私も心配だったし、父自身も不安だったと思う。
父は多くを語らない。
そして、決して弱音を吐かない。
私にとって父は、絶対的な威厳のある存在だ。
決して恐い人ではないけれど、家父として頼もしく、家族のリーダーのような人。
だからこそ、今まで弱音を吐いたり、感情を表に出したりする姿を、ほとんど見たことがない。
どんなにつらくても、悲しくても、決して感情を見せない父。
感情表現が豊かな母とは、まるで正反対だ。
でも、そんな二人だからこそ、うまくバランスが取れているのだと思う。
語らなくても愛を秘める父と、愛を語り、表現し、惜しみなく捧げる母。
それが、私の両親だ。
私は、父が何か特別なことがあったときに、目頭が熱くなって、一瞬だけ表情が緩むのが好きだ。
特に、孫である娘を見つめる父の顔が好きだ。
だから今朝、入院したと聞いたとき、できるだけ早く娘を連れて会いに行きたいと思った。
手術の前に、とにかく一度会わせなくては、と。
どうにか間に合い、病室へ行くと、娘が来たことを喜んだ父の顔があった。
そして父は、手術へ向かった。
治療という名の手術は、予定通り早く終了し、無事成功。
ほっと一安心した。
急いで病室へ向かい、術後の父に会う。
痛かったようで、まだつらそうな表情をしていた。
それでも話はできたので、今日はもうゆっくり寝かせてあげようと思い、一度病院を出た。
そして夕方遅く。
今度は主人と弟も一緒に、娘と家族みんなで病院へ向かった。
すると看護師さんが、
「みなさんに愛されて幸せですね。人気者ですね」
と父に声をかけてくださった。
父は少し恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうな顔をしていた。
その隣では、母が涙目になっていた。
そして帰り際、主人に向かって父が、
「わざわざ悪かったな」
と言った。
自分自身がつらい状況なのに、それでも相手を気遣う。
そんな父の優しさと温かさを感じた。
そして同時に、異国から来た主人を、ずっと大切にしてきた父と、義理の父親を大切に思う主人。
二人の間に、いつの間にか自然にできていた絆を感じて、私は涙が出そうになった。
義理の息子を家族として受け入れることは、決して簡単なことではないと思う。
まして、異なる文化を持つ外国人なら、言葉の壁も、文化の壁もある。
きっと、いろいろな意味で大きな決意が必要だったのではないだろうか。
でも思えば、初めて主人を日本に連れて帰り、家族に紹介した19年前から、父と母は本当に温かく迎え入れてくれた。
当時、主人は日本語を一言も話せなかった。
それでも父と母は、まるで二人目の息子のように、主人をかわいがってくれた。
私の家族と主人が出会って、もうすぐ20年。
正式に家族になってからは、13年になる。
今日、父の病室に家族みんなが集まっているのを見て、改めて思った。
家族とは、血がつながっているかどうかだけではない。
家族という形で結ばれた者同士が、長い時間をかけて育んできた、絆そのものなのだと思う。
父の治療は無事に終わり、回復に向かっていて、退院もそう遠くない。
父が病気になったことは心配だったし、本人もきっとつらかったと思う。
それでも今日、父を心配して家族みんなが集まったあの時間には、間違いなく「家族」という一つのまとまりがあった。
そこには、家族を思う愛があった。
家族とは、同じ思いで、互いに愛を注ぎ合う者たちなのかもしれない。
そんなことを感じた一日だった。
そして、これからも私たちは、こうして仲良く、幸せに生きていくのだろう。
今日、そんな未来を確信した。
今日のタロット
そんな一日の締めくくりに引いたカードは、SUN(太陽)だった。

なんだか、これ以上ないほど今日にぴったりのカードが出た気がした。
太陽は、喜びや生命力、温かさ、祝福、そして「大丈夫」という光を感じさせてくれるカード。
今日、家族みんなが父のもとに集まったこと。
父が嬉しそうな顔を見せてくれたこと。
母が涙を浮かべながら父を見つめていたこと。
娘が祖父を心配していたこと。
そして、父と主人の間にある、言葉を超えた家族としての絆。
そこにあったものは、まさに太陽のような、温かい愛だったのかもしれない。
今日は、家族の絆をあらためて感じた一日だった。
