娘のピンチによって気づいたこと 【2026/07/06】
正反対だった二つの診断
昨日は、恩師への感謝と英国ロイヤル・バレエの素晴らしい舞台に心が満たされた一日だった。
しかしその一方で、娘の足の親指の爪のことが頭から離れず、私は仕事をしていても集中できなかった。
土曜日に診ていただいた皮膚科では、
「二枚爪なので、上の爪が剥がれそうになっているだけ。下の爪は残っているので、テーピングをすれば踊れるでしょう」
と言われた。
実際、娘も昨日のリハーサルでは痛みなく踊ることができたと言う。
それでも不安が拭えなかった私は、今日、形成外科の経験がある先生にも診ていただいた。
ところが返ってきた言葉は、
「トゥシューズは1か月以上履けないでしょう」
というものだった。
発表会までは、もう1か月もない。
その言葉を聞いた瞬間、娘は涙を流した。
私も目の前が真っ暗になった。
医学的な正しさと、バレエの現実
もちろん、お二人の先生とも医学的には間違っていないのだと思う。
けれど、プロを目指して毎日バレエに打ち込む子どもにとって、「1か月トゥシューズが履けない」という言葉の重みは計り知れない。
発表会直前に履けるようになったとしても、感覚はすぐには戻らない。
ターンへの不安もある。
立ち位置や配役にも影響するかもしれない。
そうしたバレエならではの事情は、短い診察時間だけでは伝わらなかったのかもしれない。
娘を理解してくれる人たち
一方で、娘を幼い頃から見守ってくださっている恩師は、
「大丈夫。」
と力強く励ましてくださった。
いつもお世話になっているバレエ整体の先生も、
「様子を見ながらにはなるけれど、来週からは大丈夫じゃないかな。」
と話してくださった。
さらにトゥシューズフィッターの方も、
「工夫しながら頑張りましょう。」
と背中を押してくださった。
だから私は、次はダンサーの足や爪を専門に診てくださる先生を探そうと思う。
安心したくて受けたセカンドオピニオン。
けれど、不安はむしろ大きくなってしまった。
だからこそ、娘の夢を理解してくださる先生に診ていただきたい。
今は、それしかないと思っている。
そして気づいたこと
そんな私に、整体の先生がこう言ってくださった。
「いつもコンクールや発表会の前には何かあるよね。でも今回で最後。次からはラッキーしか来ないよ。そう切り替えましょう。」
その言葉を聞いた瞬間、私はハッとした。
もしかしたら、元凶は私なのかもしれない。
私が不安だから。
私が心配ばかりしているから。
その気持ちが、まるで現実を引き寄せてしまっているような気がしたのだ。
もちろん本当にそうなのかは分からない。
それでも、私はもう心配するのをやめようと思った。
振り返れば、自分自身の人生では「どうにかなる」と思って進んできた。
実際、ありがたいことに、幸運に恵まれることも多かった。
ところが、娘のことになると違う。
心配で、不安で、最悪のことばかり考えてしまう。
でも、それでは娘まで不安にさせてしまう。
昔の自分のように、大胆に、おおらかに。
「きっと大丈夫。」
そう信じる母親でいたい。
娘には、夢に向かって思い切り踊ってほしい。
だからまず変わるべきなのは、私なのかもしれない。
神様、どうか娘を守ってください。
どうか発表会に間に合いますように。
そして私も、不安ではなく希望を胸に、娘を信じて支えていこうと思う。
今日のタロット
そんな一日の朝に引いていたタロットは

ペンタクルのII(逆位置)だった。
このカードは、心や生活のバランスが崩れ、目の前の出来事に振り回されてしまう状態を表すことが多い。
まさに今日の私だった。
娘のことが心配で、まだ起きてもいない未来まで考え、不安ばかりを膨らませてしまっていた。
でも、整体の先生の
「今回で最後。もう次からはラッキーしか来ないと切り替えましょう。」
という言葉で、ふと気づいた。
私は娘を信じているつもりで、自分の不安ばかりを見つめていたのかもしれない、と。
もちろん、親として心配する気持ちがなくなることはない。
それでも、不安に支配されるより、「きっと大丈夫」と娘を信じて笑顔で送り出せる母でいたい。
ペンタクルのII逆位置は、「抱え込みすぎなくていい。もう一度、自分の心のバランスを取り戻そう」と教えてくれたように感じた。
明日からは、起きるか分からない未来を恐れるのではなく、今日できることを一つずつ積み重ねていこう。
そして何より、娘の力を信じよう。
だって彼女はいつも本番では輝いているから、今回の舞台もセンターで輝いているはずだから。
