トリプルカルチャーで育つということ【06/24/2026】
休み癖?それとも?
娘が今朝、「疲れているから学校に行きたくない」と言ってきた。
先週も一日休み、昨日のバレエも休んだ。
本当に疲れているのだろうと思う反面、「疲れたと言えば休める」と学習してしまわないだろうか、と頭をよぎる。
でも、今日はたまたま私の仕事が休みだった。
学校が第一という考えは古いのだろうか
昭和の終わりに小学生だった私にとって、学校を休むという選択肢はほとんどなかった。
私立の厳しい学校に通っていたこともあり、「学校が最優先」が当たり前だった。
でも今は違う。
学校も「無理して来なくていい」と言う時代になった。
確かに、心を壊してしまうくらいなら、辛いときには休んだほうがいい。
もし私が今の時代に育っていたら、悪夢にうなされたり、摂食障害になったりせずに済んだのかもしれない。
休ませること自体は悪いことではないと思う。
ただ、気になるのは「休み癖」だ。
最近の娘が本当に疲れていることもわかっている。
そして、娘にとって一番大切なのがバレエで、学校は二番手になっていることも理解している。
だからこそ、どこまで休ませていいのか迷う。
繊細さんのプレ思春期は複雑
最近少し気になるのは、五年生になってから娘が「学校が嫌い」と言うようになったことだ。
よく話を聞くと、友達付き合いが面倒だと言う。
みんなで遊ぶ内容を決めるのに時間がかかったり、多数決をしたり、なかなか話がまとまらなかったりする。
「〇〇ちゃんが急に話してくれなくなった」
「〇〇ちゃんが〇〇ちゃんにきつく当たっていてかわいそう」
そんなふうに、自分が嫌な思いをしたことだけでなく、周囲の人間関係や空気まで敏感に感じ取ってしまう。
これは繊細な子にはよくあることなのかもしれない。
周りの感情や雰囲気に影響され、気づかないうちに疲れてしまう。
友達の家に遊びに行くときも、「元気に振る舞わなきゃ」「ちゃんと合わせなきゃ」と無意識に頑張ってしまう。
真面目だからこそ、演じてしまうのだ。
もしフランスで育っていたら、もっと自然体でいられたのだろうか。
娘の中には、フランス人らしく自分を表現したい気持ちと、日本社会の「空気を読む」文化との間で揺れる部分があるのかもしれない。
最近、学校や友達の話になると、最後には決まって、
「フランスに行きたい!」
と言うことが増えた。
家では自由に話し、感情も表現できる。
でも学校では、おとなしく、周りと歩調を合わせなくてはいけない。
本当の自分を出したら、仲間外れにされるかもしれない。
そんな不安もあるのだろう。
娘のアイデンティティは揺れているというより、自分の性格や特徴に気づき始めている時期なのかもしれない。
そして、それを今いる社会の中でどこまで出していいのか、模索している。
だから学校に行きたくないのかもしれない。
休み癖なのか、心の声なのか
「休み癖がつくのでは?」
そんな不安が、私の中にないわけではない。
でも、休みたい理由を言葉にしてくれるうちは、まだ大丈夫なのかもしれない。
「疲れた」
「友達付き合いが面倒」
「学校がつまらない」
それは、サボりではなく、娘なりの心の声。
親としてできるのは、無理やり背中を押すことでも、何でも休ませることでもなく、
「どうしてそう感じるの?」
と、一緒に考えていくことなのかもしれない。
今日のタロット
そう思いながら、今日引いたタロットカードを改めて眺めてみた。

出ていたのは、ワンドの3。
三本のワンドに囲まれながら、人物は遠くを見つめている。
目の前のことだけではなく、その先にある世界や未来に意識が向いているカードだ。
日本とフランス、スペイン、そしてバレエの世界。
三つの文化とバレエの世界で育つ娘は、私が思っている以上に、広い世界を見ているのかもしれない。
「学校に行くか、休むか」。
今の私にはそこばかりが気になってしまうけれど、娘にとってはもっと大きなテーマ――
「自分はどこで、どんなふうに生きていきたいのか」
そんなことを少しずつ感じ始めている時期なのかもしれない。
答えを急がなくてもいい。
今はまだ、遠くを見つめながら、自分の進む道を探している途中。
親の私にできることは、娘の代わりに道を決めることではなく、娘が見ている景色を信じて、その隣で一緒に未来を眺めることなのだと思う。
