振込先を間違えた…その「組戻し」、実は自分でやると詰みやすいです
こんな状況、心当たりありませんか
スマホのネットバンキングで、ふと指が滑った。
口座番号を1桁打ち間違えたのか、それとも前に使った振込先の履歴をそのままタップしてしまったのか──気づいたときにはもう「振込完了」の画面が出ている。
慌てて振込明細を見返す。名前が違う。金額はもう向こうの口座に飛んでいる。
こういうとき、頭の中を占めるのはだいたい次のどれかです。
このお金、もう戻ってこないんじゃないか
銀行に電話したら怒られるんじゃないか
相手が受け取り拒否したらどうなるんだ
手数料でどれくらい取られるんだ
正直に言うと、誤送金そのものは珍しい話ではありません。ネットバンキングが普及してから、この手の問い合わせは銀行の窓口でもコールセンターでも、そこそこの頻度で発生しています。ただ、頻度がある割に、手順や落とし穴がきちんとまとまっている場所は意外と少ない。検索してみても、「組戻し(くみもどし)という手続きがあります」で止まっている記事がほとんどで、じゃあ実際に電話して何をどう聞かれるのか、何が原因でこじれるのかまでは書かれていないことが多いんですよね。
このnoteは、その「実際にやってみたときに詰まりやすいところ」を中心にまとめたものです。
こんな人には向いていません
先に書いておきます。これは万人向けの記事ではないので、当てはまる方は無料の一般論だけで十分だと思います。
振り込んだのがまだ「振込予約」の状態で、実行前に取り消せる人(この場合は組戻しではなく、単なる予約取消で終わります)
相手が家族や自分の別口座など、連絡すればすぐ事情が通じる相手の人
すでに銀行から案内を受けて、あとは待つだけの段階にいる人
手数料をかけてでも取り戻したいわけではなく、少額だから諦めるつもりの人
逆に、「相手が誰だか分からない・面識がない」「銀行に電話したけど言われたことの意味がよく分からなかった」「これから初めて組戻しを申請する」という方には、実務寄りの内容として読んでもらえると思います。
もくじ
組戻しの全体像を3ステップで
【有料部分】実際の申請手順(画面・電話でのやりとりつき)
つまずきやすいポイントと、その場での切り返し方
そのまま使える電話メモ・チャット文例
まとめ
まず全体の流れを3ステップで見てしまいましょう
細かい話に入る前に、大枠だけ先に頭に入れておくと、このあとの説明が数段わかりやすくなります。組戻しというのは、要するに「送った側の銀行が、受け取った側の銀行に事情を説明して、相手の了承を得たうえでお金を戻してもらう」手続きです。
大きく分けると、こういう順番で進みます。
ステップ1:送金した銀行に連絡する
振込を実行した本人が、その銀行(自分の口座がある銀行)に連絡します。ここで組戻しの申請をします。
ステップ2:銀行同士で照会が行われる
自分の銀行から、振込先の銀行へ「この振込、組戻ししたいんですが」という照会が飛びます。ここは自分では手を出せない、銀行同士のやりとりの部分です。
ステップ3:受取人の同意を得て返金される
振込先の銀行が、口座名義人(お金を受け取った人)に連絡を取り、組戻しへの同意を確認します。同意が得られれば、手数料を差し引いた金額が戻ってきます。
ここまで読むと単純に見えるんですが、実際にやってみると、ステップ2とステップ3の間に「時間がかかる」「相手と連絡がつかない」「同意してもらえない」といった壁がちょくちょく出てきます。この先は、その壁にぶつかったときにどう動くかを含めて書いていきます。
ここから先は有料部分です
無料部分では全体の地図だけをお見せしました。ここから先は、実際に電話口で何を聞かれるか、画面上でどこを操作するか、そして一番聞きたいであろう「手数料はいくらで、戻ってこないケースはどんなときか」を、順を追って書いていきます。
一般論の焼き直しではなく、実際に手続きを進めたときの流れに沿って書いているので、今まさに困っている方は、上から順に自分の状況と照らし合わせながら読んでもらえればと思います。
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