受験をやめようと思った話① 夫の「そこまでやる必要があるの?」に、うまく答えられなかった
受験をやめようと思ったのは、2回あります。
今日はその1回目の話です。
原因は、夫との意見の違いでした。
夫は、基本的に協力的な人です。私がやりたいと思ったことは応援してくれるし、子育ての方向性も大きくはずれていない。
ただ、教育に関して一つだけ、軸が違うところがありました。
「子どもは、子どもらしくのびのびと育てたい」
それが夫の考え方でした。
特に強く言われたわけではないけれど、受験の話をするたびに、どこかその価値観が滲み出てくる。
私はそれを感じながら、ひとりで情報収集を続けていました。
受験を決めてからも、情報収集しないといけないことがたくさんあり、正直かなりパンクしていました。
巧緻性、ペーパー、行動観察、学校ごとの傾向、教室の選び方、スケジュール…。
調べても調べても、知らないことが出てくる。
頭の中が、受験の情報でぐるぐるしている状態でした。
そんな私を見て、夫がぽつりと言いました。
「そこまでやる必要があるの?」
心配してくれていたのはわかっています。
でも、そのときの私には、素直に受け取れませんでした。
「一生懸命調べているのに」 「私なりに考えているのに」
うまく言葉にできないまま、その夜はふたりの間に少し空気が重くなりました。
お金のことも、頭にありました。
受験にはお金がかかる。 頑張っても、いい結果にならない可能性のほうが高い。
もちろん、受験の過程で子どもの力にはなると思っていました。 でも、やっぱり受かってほしい。それは親のエゴだとわかっていても、消えない気持ちでした。
「やめたほうが楽かもしれない」
そう思い始めていました。
そんなとき、子どもがふと言いました。
「この制服に合うランドセルって何色かなあ」
「毎日違う制服が着られたらいいのに」
特に深い意味はなかったと思います。 ただの、子どもの純粋なつぶやき。
でも、それを聞いた私は思いました。
「この子、まだやる気じゃないか♡」
半ばこじつけです(笑)。
「子どもが制服を着たいって言ってるから、受験はやったほうがいい」
自分への言い訳でもあり、暗示でもあり、都合のいい解釈でもある。
でも、それで持ちこたえました。
ちなみに、夫との方針のすり合わせは、その後ちゃんとできました。
情報収集の迷子状態を抜けて、「わが家はこうやる」という方針が固まってからは、やることが明確だったので迷わず走り切れました!
あの頃しんどかったのは、方針が決まっていなかったからだと、今ならわかります。
受験方針をどうやって決めたかは、また別の記事で書きます。
パートナーとの温度差で悩んでいる方、情報収集しすぎてパンクしている方。
方針が決まる前が、一番しんどい時期だと思います。
完璧に意見が揃ってからスタートしなくていい。 子どもの何気ないひとことに、救われることもある。
そのくらいでちょうどいいのかもしれません。
