夏競馬で3歳馬が強い理由
皆様、こんにちは。まぐです。
東京・阪神開催も終わり、本格的に夏競馬が始まりました。
3歳馬と古馬の混合戦が始まりましたが、この時期、よく言われるのが「3歳馬が強い」ということ。
夏競馬の時期によく言われることですが、実はこれは別に夏に限ったことではありません。3歳と古馬の混合戦ではいつの時期でも3歳馬が有利です。
今回はレース条件を「3歳以上」に限り、本当に正しいのかどうか、また、その理由についても深堀りしていきたいと思います。
実際に馬齢別の成績を調べてみたところ、やはり3歳馬が最も好成績を挙げています。

この理由としてよく挙げられるのが「斤量面で優遇されているから」というものです。
集計データ内の3歳馬の斤量別成績を見てみましょう。

牡馬・セン馬の複勝率は「55.5-57キロ」>「53.5-55キロ」>「51.5-53キロ」>「49.5-51キロ」>「57.5-59キロ」の順に高くなっています。
一方、牝馬の複勝率は「51.5-53キロ」>「49キロ以下」>「53.5-55キロ」>「49.5-51キロ」>「55.5-57キロ」の順に高くなっています。
馬の実績・能力などで斤量の決まるハンデ戦を除いても、この傾向に変わりはありません。
斤量が軽いに越したことはないでしょうが、データを見る限り、3歳馬が古馬よりも好成績な理由が斤量面の優遇にある訳ではなさそう。
では、どういう理由が大きいのでしょうか。
私は単に「レース出走馬の能力比較をした時、3歳馬が強いケースが多い」のだと考えています。
古馬混合戦に出てくる3歳馬の内訳は、1勝クラスがのべ10447頭、2勝クラスがのべ2302頭、3勝クラスがのべ469頭、オープン以上がのべ289頭、となっています。
大半は1勝クラスに出走してくるのです。
2024年に1勝クラスは全部で935レース開催されましたが、その内、2歳世代限定の1勝クラスは30レース、3歳世代限定の1勝クラスは123レースしか行われていません。
世代限定の1勝クラスの施行数が少ないため、いくら強い3歳馬でも1勝クラスをなかなか勝てない、という事象が発生しやすいのです。
つまり、実力としてはもっと上のクラスにいるべき3歳馬が1勝クラスに出走してきて、古馬相手に勝利を収めやすいのだと言えるでしょう。
対して、1勝クラスにいる4歳以上の馬は1年以上、勝利を挙げられなかった馬ばかりなのです。
かつて、降級制度があった時は3歳馬よりも4歳馬の方が好成績でした(降級制度は2019年に廃止)。降級制度とは、4歳馬の収得賞金を2分の1としてクラスを再編成する制度のこと。大雑把にいえば、4歳馬がこれまでよりも1つ下のクラスのレースに出走できる制度です(2つ下のクラスの場合もありました)。

競走馬の成長のピークは4歳秋だと言われており、事実、そうした研究データも出ています。ですが、今の時代、馬券として買えるのは3歳馬。
戦う相手も非常に重要だと分かる事例です。
最後に以前に書いた狙い目についておさらいを。
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