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初ダートでチェックすべきポイント〜走法編〜

 皆様、こんにちは。まぐです。
 前回は初ダートでチェックするポイントとして、

①クラス(下級条件が狙い目)
②馬体重(上級条件ほど馬格が重要)
③厩舎(リーディング上位や短距離に強い厩舎が走りやすい)

の三点の重要性をお伝えしました。

 今回、お伝えしたいのが走法の重要さ。
 走法に関しては陣営コメントからたまに情報を得られるくらいで、基本的には映像確認が必要なファクター。確認しておくだけで、予想の精度は一段上がります。
 少し難しく感じるかもしれませんが、比較的、簡単な見極め方法をお伝えしたいと思います。

 ダートと芝では必要とされる走法に違いがあります。
 競走馬は後輪駆動だと言われます。
 強い後肢で地面を蹴り、前肢で衝撃を受け止めることになります。
 事実、競走馬の骨折の7-8割が前肢だと言われています。後肢が自動車でいうところのエンジンなら、前肢は衝撃を受け止めるサスペンションの役割を担っています。

 ダートは脚が砂に沈むため、バランスを保ちながら推進力を失わない走りが芝以上に求められます。前肢がサスペンションの役割を果たし、衝撃を適切に制御できるかどうかが、その分かれ目になります。
 そこで重要になるのがピッチ走法寄りかストライド走法寄りかという区分です。
 傾向として、ピッチ走法の方がバランスを保ちやすく、推進力を失わせません。

 その見極め方ですが、私は当初、走法を確認するために脚元だけを見ていました。
 ですが、レース動画の角度的には脚元が見にくい場合があります。脚元を見るよりは胴体の動きを見る方が、ピッチ走法かストライド走法かを確認するのに手軽だと学びました。

●ピッチ走法→胴体の上下動が小さい
●ストライド走法→胴体が沈み、浮かぶ動きが大きい

 ピッチ走法は細かく砂を踏み、掴み、離す動きができるため、ダートでも推進力を維持しやすい傾向があると言えるでしょう。
 
 私が走法を強く意識するきっかけになったのは、シックスペンスの初ダート・マイルチャンピオンシップ南部杯。当時、国枝栄調教師も「走法からダートは合う」と強気でした。
 シックスペンスは芝でのラップを見てもその加速力がすぐ確認できるピッチ走法。血統面の後押しもありましたが、ダートでも推進力を失わないだろうと想像できたため、本命を打ちました。結果、2着に好走。3着に4馬身差を付けたのだから高いダート適性があったのは明らかです。

 ピッチの幅以外では、前肢を掻き込むような走法もダート向きと言えます。
 ソダシやカルパのきょうだいはその典型例。同じきょうだいでも、ママコチャは前肢を掻き込む走法ではありません。前肢の動きについては横からのレース動画でも分かりますが、パトロールビデオでもはっきり確認できます。
 
 もちろん、ダート適性は走法だけで決まるものではなく、血統・馬格・蹄の形・馬の精神力なども大きく影響します。
 それでも、走法を含めて馬体関係はまだ過小評価されているファクター。おそらく、分かりにくいという理由から敬遠されがちなのだと思われます。

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