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東京Dコースを攻略しよう

 皆様、こんにちは。まぐです。

 今回は開催中の東京芝のDコースについて解説します。
 東京競馬場の芝は、2021年を境に外枠の差し馬が届きやすい馬場へと変化しました。ところが、東京Dコース使用時だけは先行有利になるのです。
 なぜ東京Dコースだけが例外なのでしょうか?


東京Dコースの特徴

 東京がDコースで施行されるのは、2月から4週間続く第1回開催と、6月から始まる第3回開催の後半のみ(2023-2024年は4日間、2025年は2日間)です。

 東京Dコースの特徴の一つは、幅員が最も狭い点にあります。
 Aコースは仮柵を設置せず、Bコースは内ラチから3m、Cコースは6m、Dコースでは9mの位置に仮柵が設置されます。
 これはすなわち、Dコース使用時はコーナー部分を走る距離が長くなり、外を回されるロスが結果に影響しやすくなることを意味します。
 Aコース使用時であれば多少外を回っても影響は限定的ですが、Dコースではその差がはっきりと表れるのです。
 この構造上の理由から、Dコースでは先行馬が有利になりやすいと考えられます。

 もう一つの特徴はDコースが使われる時期です。
 芝の張替えは6月の第3回開催後に実施されますが、秋の第4回・第5回開催で使われるのはA-Cコースのみ。
 2月の第1回開催で初めてDコースが使われるため、芝の状態が非常にいいと言えるでしょう。この馬場状態こそが、例年、第1回開催が先行有利になる最大の要因だと思われます。
 インコースも非常にいいため、第1回開催は内枠先行有利になります

 一方、6月後半の第3回開催は芝の張り替え直前にあたり、馬場が荒れやすい時期です。さらに梅雨の影響も重なり、特に内側の芝が傷んでいるケースが多く見られます。その結果、逃げ・先行馬はインを避けて馬場状態の良い外目に持ち出す競馬を選択しやすくなります。
 一方、差し馬は先行馬のさらに外を回されるか、状態の悪い内を通らざるを得ない展開になりがちです。内が良い時は内をそのまま走ればいいでしょう。内が悪い時は内を空ける競馬ができる。いわゆる、「内空け馬場」になりやすいため、東京Dコースは先行有利になりやすいと言えるでしょう。第3回開催の東京Dコースは枠フラット、先行有利です。

 ここまでの話をまとめましょう。

2月・第1回開催:
 ●内枠はコーナーロスを防げる
 ●インの芝状態が良好
→ 内枠先行有利

6月後半・第3回開催:
 ●内枠はコーナーロスを防げる
 ●インの馬場状態が悪い
 ●内空け馬場になりやすい
→ 内枠外枠フラットですが、先行有利

 ロジックこそ異なりますが、どちらの開催でも「先行有利」という点は共通しています。

データで傾向を確認する

 では、本当に正しいのか、データと照らし合わせて確認しましょう。
 2023-2025年の東京芝・全レースと、第1回開催の東京芝・全レース、第3回開催のDコースの東京芝・全レースを比較してみます。

枠番別成績(2023-2025年の東京芝・全レース)
脚質別成績(2023-2025年の東京芝・全レース)
枠番別成績(2023-2025年 第1回開催の東京Dコース限定)
脚質別成績(2023-2025年 第1回開催の東京Dコース限定)
枠番別成績(2023-2025年 第3回開催の東京Dコース限定)
脚質別成績(2023-2025年 第3回開催の東京Dコース限定)

 まず、2023-2025年の東京芝・全体の枠成績を見ると、一見すると2.3枠で好走率が凹んでいるだけで、あまり大きな差はないように映ります。
 しかし、スタート後、すぐコーナーに差し掛かる1800mと2000mは内枠有利が強く出る点に留意が必要。これらを除くと外枠の好走率がもう少し高くなります。距離によるところも大きいですが、フラットからやや外枠有利だと言えるでしょう。

 第1回開催の東京Dコースに限ると傾向は大きく変わります。
 1枠の複勝率は25.8%、3枠も25.0%と高水準で、6.7枠になると複勝率が20%を切ります。
 2月の第1回開催では、内枠有利という評価が数字からも妥当でしょう。

 一方、第3回開催のDコースでは、内外で複勝率に大きな差は見られません。この時期に関しては、枠順による有利不利はほぼフラットと判断するのが適切です。

 脚質別に見ると、東京Dコースの特徴はさらに明確になります。
 東京芝全体でも逃げ馬の複勝回収率はプラスですが、Dコース使用時にはその数値がさらに跳ね上がっています。
 また、先行馬の複勝回収率が100%を超えている点も、東京Dコースの大きな特徴です。
 東京芝のA~Cコースでは先行馬の複勝回収率が100%を下回りますが、Dコース使用時のみ先行馬の複勝回収率が100%を超えており、先行有利の傾向がはっきりと数字に表れています

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