見出し画像

“阪神芝1400m”と“京都芝1400m外”の出し入れから見る適性予想の有効性

 皆様、こんにちは。まぐです。
 今回は阪神芝1400mと京都芝1400m外で求められる適性の違いを明らかにして、馬券に生かす方法をお伝えしたいと思います。

 皆様はこれらのコースにどのような印象を抱いているでしょうか?
 ここでは、それぞれの平均ラップからその特徴をあぶり出してみます。

阪神芝1400m・古馬戦の平均ラップ
京都芝1400m外・古馬戦の平均ラップ

 阪神1400mの方が前半が速くなり、最後は12秒近くまで失速します。これはスタート後から緩やかな下りが続き、残り200mから急坂を通過するからです。  対して、京都芝1400m外の方はスローペースになりやすく、上がりも速いことが分かると思います。スローペースになりやすい理由は、2F目から上り坂を通過するからです。

 阪神芝1400mは脚を持続する能力が必要で、京都芝1400m外は瞬発力が必要だと言うことができるでしょう。
 求められる適性が全く異なるにもかかわらず、どちらのコースも使われる関西馬が多いのだから、馬券の理論に昇華できるのではないか、と仮説を立てました。

 以下の表は前走・京都芝1400m外における着順別の今走・阪神芝1400mの成績。
 更に下の表はその反対。前走・阪神芝1400mにおける着順別の今走・京都芝1400m外の成績になります。

阪神芝1400mにおける前走・京都芝1400m外使用馬の前走着順別成績
京都芝1400m外における前走・阪神芝1400m使用馬の前走着順別成績

 あまり綺麗な表になっていませんが、どちらも程よく負けた時の方が複勝回収率が良くなっています。
 つまり、「適性のない舞台で掲示板付近に負けたような馬が、適性のある舞台に替わって巻き返しやすい」と言うことができるでしょう。

 実際、阪神カップはスーパーG2と呼ばれる高額賞金レースですが、一般にリピーターレースだと言われています。
 2024年は京都開催でしたが、2014-2023年の10年間の阪神カップで複数回馬券に絡んだのはグレナディアガーズ、イスラボニータ、ダノンファンタジー、ダンスディレクターの4頭が該当。
 古くはキンシャサノキセキ、サンカルロ、リアルインパクトの3頭が連覇を果たしています。他、ダイアトニックが阪神芝1400mのスワンステークスと阪神カップを連勝しています。

 スワンステークスでもモズアスコットとララクリスティーヌが2年連続2着に好走していますが、阪神芝1400mの方が似たコースが少ない(右回り・ハイペースになりやすい・急坂がある・1400m)ため、京都芝1400m外よりも独特なのでしょう。

 今回は阪神芝1400mと京都芝1400m外で比較してみましたが、類似パターンは多く存在します。
 ハイペースになりやすい安田記念(東京芝1600m)と、スローペースになりやすいマイルチャンピオンシップ(京都芝1600m外)は求められる適性が異なるため、連覇が難しいと言われています。ただ、近年は安田記念もスローペースになりやすくなったため、今後、安田記念のペースは確認しておくべきです。
 スピードが必要なスプリンターズステークス(中山芝1200m)と、1200mとしてはタフな高松宮記念(中京芝1200m)も連覇が難しいと言われています。
 また、少しズレますが、差しの届きにくい函館→札幌替わりになると、函館で届かなかった差し馬が届くようになる、というのも似たパターン。
 どういうペースになりやすいか、どういう上がりが出やすいか、コース毎にグループ分けしておくのも有効でしょう。

ここから先は

372字

この記事は現在販売されていません

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?