長文プロンプト、もういらない?ChatGPT Sketchと文章だけで同じ画像を作って比較した
ChatGPTの画像生成に、Sketchが来た。
ざっくり言うと、
適当に絵を描いて、そこから画像を起こせる機能。
一回目の実験は下記から
これだけ聞くと、
「へぇ、ラフから画像作れるんだ」
くらいなんだけど、触っててふと思った。
これ、長文プロンプトいらなくなるんじゃない?
特に僕が普段やってるみたいな、
画面右下にソファ
左手前に観葉植物
中央左にテーブル
奥に丸窓
人物はソファ左寄り
カメラはやや俯瞰
みたいな、
構図を文章で必死に説明するやつ。
あれ、毎回まあまあ面倒なんですよ。
「右下」
「少し左」
「前景として大きく」
「奥行きを感じるように」
「斜め方向へ伸びるように」
もう途中から、
僕は何を説明してるんだろう。
となる。
ということで今回は、
同じような完成画像を狙って、文章だけ・Sketchあり・文章量違いで比較してみた。
まずは比較条件
今回用意したのは4パターン。
A:長文プロンプトだけ
Sketchなし。
文章だけで、
カメラ位置
ソファの位置
人物の位置
テーブル
観葉植物
丸窓
前景・中景・背景
夜
間接照明
まで全部説明する。
まあ、いつものやつ。
結構長い。
深夜の室内を舞台にしたアニメ調イラスト。
カメラは部屋全体を見渡せる、やや俯瞰した斜め上からの視点。室内の家具や人物の位置関係、前景・中景・背景の奥行きが明確に分かる構図にする。
画面右下から右端にかけて、大きな二人掛けソファを斜め方向に配置する。ソファは画面奥側へ向かって伸びており、室内構図の中でも比較的大きな面積を占める。
ソファの左側寄りに若い成人女性が一人座っている。女性はソファに自然に腰掛け、体をやや室内中央方向へ向けながら、正面に置かれた小型モニターを見ている。カメラ目線にはしない。
人物の正面、画面中央よりやや右側には、小型のモニターまたはテレビを低い台の上に配置する。
画面中央より少し左側には、低い長方形のローテーブルを置く。テーブル上にはマグカップと小さな本またはノートを自然に配置する。
画面左手前には、大きな葉を持つ観葉植物を配置する。観葉植物は前景としてかなり大きく写り込み、一部の葉が室内やソファ方向に重なって見えるようにする。前景の植物によって画面に奥行きを作る。
画面左上付近の壁には大きな丸窓を配置する。丸窓には簡単な桟があり、窓の外には暗い夜空が見える。
画面右奥には背の低い棚またはキャビネットを置き、本や小さな植物を配置する。壁にはシンプルな額縁を一つ飾る。
部屋全体は静かで落ち着いた夜の雰囲気。強い天井照明ではなく、柔らかな間接照明を中心とした光にする。
重要なのはキャラクターの細かなデザインよりも、ソファ、人物、モニター、テーブル、観葉植物、丸窓の位置関係と、それぞれの前後関係を正確に成立させること。
中央に人物を置く典型的な構図にはせず、観葉植物を大きな前景として使い、人物を画面右下寄りに置いた非対称構図にする。Aの結果

画像自体はかなり良かった。
夜の雰囲気も出てるし、
植物も大きく前景に入ってる。
ソファに人物が座っていて、
正面にモニター。
ちゃんと成立してる。
しかも、かなり“いい感じ”にしてくれる。
生活感もあるし、
背景の棚とか小物も自然。
正直、一枚絵として見たらかなり好き。
ただし。
構図は、説明どおりというより「文章を解釈して、うまくまとめてくれた」感じ。
ここが大事だった。
文章の内容は拾ってる。
でも、
「この場所にこれを置きたい」
という座標的な指示は、やっぱり少し曖昧になる。
次にB:Sketch+短文
次は、Sketchを使う。
今回使ったのはこんな感じ。

ほんとにラフ。
丸窓
テーブル
ソファ
人物
モニター
観葉植物
を書いて、
「この構図を維持して、深夜の室内をアニメ調にしてください」
くらいの短い説明だけ付けた。
添付したスケッチの構図、家具の位置関係、前景・中景・背景の配置、カメラアングルをできるだけ維持してください。
深夜の落ち着いた室内を描いたアニメ調イラストにしてください。
人物は若い成人女性一人。ソファに自然に座り、正面のモニターを見ています。
室内は柔らかな間接照明。丸窓の外は夜。
スケッチ内の文字や矢印、注釈は完成画像には描かないでください。
結果。

明らかに構図が素直。
ソファの位置。
人物の位置。
テーブルの位置。
植物の入り方。
カメラの俯瞰感。
この辺がかなりSketch寄りになる。
文章だけの時より、
“どこに何があるか”が圧倒的に伝わりやすい。
ああ、なるほど。
Sketchって、
絵を描く機能というより、座標を渡す機能なんだ。
この時点でかなり面白かった。
じゃあ、もっと文章を減らしたらどうなる?
ここで欲が出た。
Bでは一応、
深夜
人物
ソファ
モニター
俯瞰
間接照明
くらいは文章で説明していた。
でもこれ、
もっと減らしてもいけるんじゃない?
ということでC。
C:Sketch+最小限の文章
文章はかなり減らした。
ほぼ、
このスケッチの構図を維持して、深夜の落ち着いた室内をアニメ調にしてください。
人物は若い成人女性一人。
スケッチ内の文字や矢印は描かないでください。
くらい。
で、結果。

普通に成立した。
いや、成立どころか、
かなりちゃんとしてる。
丸窓もある。
植物もある。
テーブルもある。
ソファもある。
人物もいる。
モニターもある。
しかも、配置もかなりSketchどおり。
ここでちょっと笑った。
僕、
長文で一生懸命
「画面右下に大きな二人掛けソファを斜め方向に配置し……」
とか書いてたんですよ。
でもSketchがあると、
ほぼ描けば終わり。
なんだこれ。
でも、長文も足したら最強なのでは?
ここでまた欲が出る。
じゃあ逆に、
Sketch+長文
なら最強なんじゃないか。
構図はSketch。
雰囲気や質感は長文。
役割分担すればいい。
ということでD。
D:Sketch+長文
BやCと同じSketchを使って、
そこにAと同じような長文を足した。
植物は前景
ソファは右下
人物はソファ左側
丸窓の外は夜
柔らかな間接照明
棚や小物も置く
奥行きを自然に
生活感を出す
などなど。
結果。

あれ。
思ったよりCと変わらない。
もちろん、
Dの方が少し小物が増えたり、
光源が整理されたり、
生活感が乗ったりはしてる。
ただ、
構図そのものはCの時点でもうかなり完成してる。
ここが今回、一番面白かった。
長文を足しても、構図はそんなに伸びなかった
最初は、
Sketch+長文が最強
になると思ってた。
でも実際に並べてみると、
Sketchがある時点で、
構図に関してはかなり強い。
長文を足して伸びるのは、
空気感
小物
光
質感
世界観
細かい禁止事項
この辺。
逆に、
どこに置くか
どれくらい大きくするか
何が手前か
何が奥か
カメラをどこから見るか
みたいな部分は、
Sketch側がかなり持っていってくれる。
4パターンを並べると、こんな感じ
僕の感覚ではこう。
A:長文のみ
完成度は高い。雰囲気も強い。
ただし構図は少し“解釈”される。
B:Sketch+短文
構図がかなり安定。
文章量も少なくて使いやすい。
C:Sketch+最小文
驚くほど十分。
コスパで見ると多分これが一番強い。
D:Sketch+長文
完成度は高い。
ただし、長文を足した割にCとの差はそこまで大きくない。
結局、Sketchは長文プロンプトを殺すのか
結論。
全部は殺さない。
ただ、
構図説明のための長文は、かなり殺しに来てる。
これが今回の答えだった。
今までは、
「右下に」
「少し左に」
「前景として」
「斜めに」
「奥行きをつけて」
みたいな文章を大量に書いていた。
でもSketchなら、
描けば伝わる。
当たり前っちゃ当たり前なんだけど、
これが画像生成にそのまま通るのは結構大きい。
文章がいらなくなるんじゃなくて、役割が変わる
今回触ってて一番しっくりきたのがこれ。
構図は描く。
意味は文章で足す。
これが多分、Sketch時代のプロンプトの使い方になる。
Sketchで、
配置
大小
前後
カメラ
構図
を決める。
文章で、
夜
雰囲気
人物の性格
質感
色
ライティング
描いてほしくないもの
を足す。
今まで全部文章に詰め込んでたものを、
分業できるようになった感じ。
そして多分、最適解は「短くすること」
ここがちょっと意外だった。
Sketchがあるなら、
長文を足せば足すほど良い
わけではなかった。
むしろ今回のCを見る限り、
必要な情報だけ文章で足す方が、
結果も十分だし、入力も楽。
何より、
余計な解釈を増やしにくい。
画像生成って、
説明を足せば足すほど精密になる時もあれば、
逆に情報同士が喧嘩する時もある。
だから、
Sketchで骨格を決めて、
文章は必要最小限。
これ、かなり気持ちいい。
まとめ
今回試してみて分かったのは、
長文プロンプトは死んでない。
でも、
“構図を書くための長文”は、かなりSketchに食われた。
そして一番印象に残ったのは、
文章を減らしても、そんなに困らなかったこと。
むしろ、
「これくらいでいいんだ」
となった。
今後はたぶん、
長文プロンプトを頑張って書くより、
ラフを描いて、意味だけ足す。
この方が早い。
少なくとも僕は、
構図説明を500文字書く生活には、ちょっと戻れないかもしれない。
('ω')<今までの努力はなんだったんだ
でもまあ。
楽になるなら、それでいい。
たぶん。
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