「ババアの粉」現象から妄想する「ババアマーケティング」 の構造
日本で「ババアの粉」というワードがバズっていた。
ババアの粉とはセザンヌの「トーンフィルターハイライト」
SNSで「ババアこれ買え」という一言に火が付き、品切れ状態が続き、
Yahoo!ニュースにまでなっている。
ババアという言葉が、私たちを救い始めている
私もババアだし、堂々と自称している。
40代を過ぎたら、もう「自虐」でも「あきらめ」でもなく、自己紹介の一種みたいなもの。
若い頃みたいに透明感で戦えないし、
睡眠不足の肌が回復するまで3日かかる。
くそぅ、老化め、、、、と常々思っていたものの、
SNSで「ババア全員これ買え」という直球の訴求を見たら、思わず笑ってしうじゃないか。
ババアマーケティングの正体は「隠さない力」か?
バズを見ながら気づいたのは、
「古い商品が再評価された」わけでも、
「若者が面白がってシェアした」わけでもなく、
大人世代が、自分のリアルをさらけだすことで生まれた現象だということ。
くすみ
影
たるみ
赤み
疲れ顔
これって、自ら口に出すのははばかれる「年齢の現実」
そこへ
「ババアの粉」
という、笑いと肯定が混ざった名前がついた瞬間、
悩みの可視化 、自虐 、実益が瞬時に実現してしまう。
マーケター視点で見たババアマーケティング
「ババアの粉」のバズは、次の三つの要素で生まれている。
① ターゲットのリアル悩みに即効性で応える
顔のくすみ・毛穴・赤み・影といった「大人肌の悩み」にフォーカス
SNSで投稿される動画は「塗った瞬間に変化がわかる」ビジュアルが多く、説得力が強い
→ 効果が明確で、購買意思決定までのハードルが低い。
② ユーザー主導のコミュニケーションが生む共感
「ババアでも盛れる粉」という自虐的かつ肯定的な表現が口コミとして拡散
ユーザーが愛称をつけることでブランドが仕掛けなくても自然に話題化
大人世代のリアルな悩みを率直に言語化することで、共感が瞬時に広がる
→ 広告よりも信用力の高いUGC(ユーザー生成コンテンツ)が拡散原動力。
③ プチプラ×高機能の組み合わせが購入障壁を下げる
価格は693円という圧倒的プチプラ
効果は明確(くすみ補正・毛穴・赤み・影をカバー)
保湿成分も配合され、使用感にも配慮
→ 効果が分かりやすく、手に取りやすい価格設定がSNSバズと相性抜群。
「ババアの粉」現象は、SNSバズを超えた大人世代マーケットの可能性を示す好例だと思う。
年齢を肯定し、悩みを隠さず可視化する
ユーザー発信で自然に共感を広げる
効果が分かりやすく手軽に試せる
この3つが揃うと、商品は世代を超えて拡散し、メディア報道や完売に至る。
最後に
「ババアの粉」現象は、
年齢を肯定した瞬間、人は強くなる
ということを示しているように思う。
そしてその強さは、
商品をバズらせるほどの熱量を持っている。
くすみがあっても、影が増えても、たるみが増えてもいい。
ババアは、今日も生きて、働いて、稼いでいる。
その顔を、ちょっとだけ明るくする粉があれば人生はじゅうぶん。
ババアでよかった。
ババアって、強い。
▼私が暮らすオーストラリアのババアの粉はこれだと思う。(※ブログに飛びます)
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