コンテスト・校外プログラムに参加してみよう!
探究活動をより深めたい高校生にお勧めなのが、探究コンテストに応募したり、校外プログラムに参加することです。さまざまな団体や研究・教育機関が探究に関するコンテストや校外プログラムを開催するようになりました。福島県内でも様々なコンテスト・プログラムが開催されています。この投稿では、コンテスト・校外プログラムについて解説し、県内の高校生が参加できるコンテスト・プログラムを紹介していきます。
探究コンテストとは
探究コンテストとは、学校で取り組んだ探究活動の成果を発表する機会です。テーマについても、自由に応募できるもの、ビジネスプランを提出するもの、研究成果を発表するものなどがあり、形式もプレゼンテーションを行うものや文章を提出するものなどコンテストごとに違います。
校外プログラムとは
校外プログラムとは、学校外で提供される学びや体験の機会を指します。これらのプログラムは、地域について学ぶものや海外について学ぶものなど、研究などの専門的なスキルを深めるものまで多岐にわたります。
高校生向けの探究コンテスト・校外プログラムの紹介
探究コンテスト・校外プログラムについては全国規模で開催されているものから、各地域の高校生を対象にしているものまで規模も様々です。下記にその一例を挙げていますが他にもたくさんの探究コンテスト・校外プログラムがあります。学校内に掲示されるポスターや学校で配布される案内などでもたくさんのコンテスト・プログラムが紹介されているので、確認してみましょう。
①全国高校生マイプロジェクトアワード
全国高校生マイプロジェクトアワードは、高校生が自分自身のやりたいこと/変えたいことに基づいて社会にアクションを起こす「マイプロジェクト」を支援・表彰する全国規模のプログラムです。全国各地で「地域Sumiit(サミット)」が開催されており、福島県内でも「福島県Summit」が開催されています。
②高校生ビジネスプラン・グランプリ
日本政策金融公庫(日本公庫)が主催する、全国の高校生および高等専門学校(高専)1~3年生を対象としたビジネスプランコンテスト。「自ら学び、考え、課題を見つける力」「課題を解決するための論理的な思考力」「他者と協働しながら課題を解決する力」を養います。創業支援に携わる日本公庫の職員が、アイデアの発想から収支計画の立て方まで、レベルに応じた出張授業を行います。また、応募者全員が応募したビジネスプランに対するアドバイスやフィードバックコメントを受け取れます。
③みらいづ共創スターターズ
会津若松市生涯学習総合センター(會津稽古堂)が主催する高校生向けプログラム。2024年度は「国際協力に学ぶSDGs~世界とつながる自分に出会う~」というテーマで、国際協力の分野で活躍する講師を招き、高校1年生を大賞に全5回の講座を開催しました。地元大学で学ぶ留学生の皆さんとの交流などを通してSDGsへの理解を深め、これからの自分たちに何が出来るかを考えました。
2024年度の様子はこちらから
④ふくしま高校生社会貢献活動コンテスト
福島県内の高校生が主体となって行なっている地域課題探究活動や社会貢献活動を対象としたコンテスト。ボランティア、復興、語り部活動、国際交流、まちおこし、製品開発など、地域や社会を良くしようとする活動は全て対象。2024年度は書類選考を勝ち抜いた12グループが本戦に出場し、プレゼンテーションと審査員による質疑応答が行われました。合言葉は、「福島の高校生が、日本を元気にする」。
⑤福島県高等学校英語プレゼンテーションコンテスト
福島県教育委員会が主催する高校生向けの英語プレゼンテーションコンテスト。ふくしまの将来像、国際理解などをテーマに、探究活動などの成果を英語で発表します。2024年度は、11校13チームの生徒たちが、「国際協力」、「再生可能エネルギー」、「地域活性化」などをテーマにプレゼンテーションを行いました。
⑥「科学の甲子園」福島大会
高校生が理科・数学・情報等における知識、技術などを競い合う「科学の甲子園」の福島大会。筆記競技と実技競技の2協技があり、各学校の生徒がチームを組んで参加します。2024年度は9校12チーム、86名の高校生が参加しました。
⑦観光ビジネスアイデアコンクール
さんフェア福島(全国産業教育フェア福島大会)のプレ大会として2024年度に開催した、福島県の商業高校生向けの観光ビジネスアイデアコンクール。福島県の4つのミリョク(観力・味力・美力・未力)について、地域資源を活用し魅力を発信できるアイデアやプランを提案する「観光ビジネスプラン部門」と動画や静止画などを活用して地域をPRする作品を制作する「デジタルコンテンツ部門」を開催しました。
⑧医療創生アイデアコンテスト
医療・福祉分野の課題解決に向けた学生のアイデアを募るコンテスト。病気やケガなどの予防、医療やリハビリ、介護や健康等に関するテーマについてのアイデアを募集する。高校生以上が参加可能で毎年春に応募が開始される。入賞者は医療機器の展示会「メディカルクリエーションふくしま」の中で開催される最終審査に登壇できる。 詳細は主催の「ふくしま医療機器開発支援センター(郡山市)」のホームページより
探究コンテストや校外プログラムに参加するメリット
①コンテスト応募を探究活動の目標にできる
成果発表の場は学校内にもありますが、さらに、学校外のコンテストへの応募を目指し、一つの目標にするのも選択肢です。コンテスト要項には審査基準や過去の受賞例が示されています。これらを確認することで、自分の探究活動において、何に力を注ぐべきか明確になるでしょう。とはいえ探究活動に終わりはないのでコンテスト応募も1つの目標、通過点ととらえましょう。
② コンテストで専門家からの助言や評価が得られる
多くのコンテストでは大学の先生や企業の経営者などが審査をつとめます。学術的、実践的なアドバイスは刺激となりますし、探究活動の優れている点や足りない部分を指摘してもらえます。
③ 他の参加者と交流できる
コンテストや校外プログラムに応募、参加する生徒は探究活動への取り組みが意欲的で、参考となる実践を行っている場合が多いはず。そのような仲間と出会うことは刺激になりますし、ともに探究を進めていく仲間になるかもしれません。
④実績となる
コンテスト応募や受賞を客観的な成果として、高校後の進路実現の際に必要な「調査書」や「推薦書」、「活動報告書」に記入することができます。校外プログラムに参加したことも自分がそのテーマに関心を持っているアピールにつながるでしょう。総合型選抜での進学を考える場合「志望理由書」等に探究学習の取り組みを記載することが多いですが、その時に書く材料となります。

コンテストに参加する際の注意点
せっかく応募するなら、自分の興味や探究が活動の内容とつながるコンテストや校外プログラムに参加してみましょう。
そのためにも以下の点について要項で確認してみましょう。コンテストに入賞するかどうかも大切ですが、自身の探究活動を推進する手段と捉えましょう。自分にとって価値のあるコンテストや校外プログラムを探してみてください。
・対象者の確認:年齢制限、地域の限定、グループか個人探究か
・テーマの確認:自身の探究テーマに合致しているか
・日程の確認:コンテストの場合、余裕をもって取り組めるスケジュールか、校外プログラムの場合、全日程に参加できるか
まとめ
探究コンテストや校外プログラムは、今までの取り組みや学習を整理し、学びの質を向上させる機会となります。
探究とは基本的に終わりのない取り組みです。何かが「わかった」時にはその何倍もの「わからないこと」や「さらに知りたくなったこと」が目の前に現れてきます。
探究コンテストや校外プログラムに参加することは、新たな探究活動をはじめる一つのきっかけとなります。ぜひ自分の探究テーマにあったコンテスト・プログラムに参加してみましょう!
※掲載を希望するコンテスト・探究プログラムの主催団体の皆様は「ふくしま探究の種」までご連絡ください。(fukushima.tanq.seeds@gmail.com)
