ショートショート:∞太郎
こんにちは。不屈の屈葬です。
今回は、無茶ぶり(いい意味)に定評のあるくいたろうさんとコメントを交換する中で書くことが決まった「∞に関するお話」です。
細かい経緯が気になる方は、前記事のコメント欄をご覧ください。
* * *
∞太郎
不屈の屈葬
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいた。
おばあさんが川で洗濯をしていると、桃が流れてきた。
その桃を切ってみると、中から男の子が出てきたので、2人は大いに喜び、「桃太郎」と名づけた。
そしてこのことは、この世界の有り様を示している。
つまり、
➀男の子は人の女性以外からも生まれ得る
②男の子の名前は「Ⅹ+太郎」
※Ⅹ=生みの親
ということだ。
実際、後日鬼ヶ島から奪ってきた金を切ったら中から男の子が出てきたから「金太郎」と名づけたし、お歳暮のハムを切ったら中から男の子が出てきたから「ハム太郎」と名づけた。
なお、おじいさんが一番驚いたのは、桃太郎を切ったら中から男の子が出てきたときだ。この世界では、➀に従って男性からも男の子が出てくることがあるようだ。もちろん②に従って「桃太郎太郎」と名づけた。この後は言うまでもない。桃太郎太郎を切ったらやはり男の子が出てきたので、「桃太郎太郎太郎」と名づけた。
おじいさんはちょっと楽しくなってきた。この現象を「∞太郎」と命名し、いっぱい繰り返してみた。気づけば「桃太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎太郎」まで生まれていた。
おじいさんはこの過程で30回も太郎を切ったわけだが、これはよく考えるととんでもない話だ。このままでは、おじいさんがサイコパス殺人鬼になってしまう。なのでちょい設定いじるけど、実はこの世界は切られてもケガ一つしない不思議世界ってことにしておく。だから、セーフ。今更だけど。
ああ、適当に書くからこんなことになるんだ・・・と作者は後悔した。
くっそう!
で、せっかくだから、この後悔の念も切ってみることにした。
そこから生まれた男の子が「悔い太郎」なんだけど、これが「くいたろう」さんと関係あるのかないのか・・・現在解明が俟たれている。
* * *
本日は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
くいたろうさん、いつもありがとうございます!!
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