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仕事は、意識の置き所ひとつ。

人は何のために仕事をするのでしょうか。日々忙しく働きながらも、ふとそんな根本的な問いが頭をよぎることがあります。

前回、パートナーを大切にする人ほど事業が伸びるという話を書きましたが、そこからさらに、そもそも人は何のために仕事をするのか、ということを考えていました。組織にしても、夫婦関係にしても、根っこにあるのは「関わり方」の問題です。だとすれば、仕事そのものへの関わり方、つまり仕事観についても、一度立ち止まって考えてみたくなったのです。

確かに、生活を維持するため、食べていくため。それはその通りです。人は霞を食べて生きていくことはできませんし、経済的な基盤があってこそ、安心して日々を過ごせるという側面は、間違いなくあります。でも、仕事ってそれだけのものでしょうか。

「やりたいことだけできて、収入になればいいよね」と、皆さんよくおっしゃいます。SNSを見ていても、そうした発信はたくさん見かけます。僕もその気持ち、すごくわかります。好きなことだけして生きていけたら、それは理想的です。でも、やりたいことだけやっていても、なかなかそうはうまくいきません。見えないところで、やりたくないけどやらなきゃいけないことが、たくさん出てくるものです。事務作業だったり、気の進まない連絡だったり、地味な下準備だったり。表には出てこない部分に、実は多くの時間と労力がかかっています。

そういう時、どうするか。やっぱり、意識次第なんじゃないかなと思うんです。同じ「気の進まない作業」でも、「仕方なくやらされている」と捉えるか、「これも今の自分にできることの一つだ」と捉えるかで、取り組む時の心の重さは、まったく違ってきます。不思議なもので、意識を変えただけで、作業そのものの中身は何一つ変わっていないのに、終わった後の疲れ方まで違って感じることがあります。

自分のできることを存分に発揮して、しかもそれが楽しみや喜びに変わること。それが一番なんですが、それって結局、自分の意識がどこにあるかだけなのかなと思います。「しんどいことは人にやらせて」と思っていると、なかなか話はうまく前に進みません。周りの人も、そういう姿勢は敏感に感じ取るものです。だから、任せてもらえる仕事も、自然と限られてきてしまいます。逆に、面倒なことも自分から拾いにいく姿勢でいると、不思議と物事は前に進みやすくなります。

これは、実際に僕自身の生活の中でも、強く感じることがあります。仕事のことだけでなく、プライベートの時間の使い方にも、同じ考え方が表れているなと思う出来事がありました。

僕は、ぽんちゃんの介助がとても好きです。時間に余裕があるのだったら、常に一緒にいたいくらいです。日々のちょっとした関わりの中に、僕にとっての喜びが確かにあります。

でも、それって人からすれば「しんどいでしょ」と言われます。介助というと、大変で、負担で、我慢の連続だというイメージを持たれる方が多いのかもしれません。でも、全然しんどくないんです。むしろ、そうしていたいんです。

なかなか理解されない考え方かもしれません。「大変なことを大変だと言わないのは、我慢しているだけなんじゃないの」と思われることもあるかもしれません。でも、僕の中では我慢とは少し違います。ただ純粋に、その時間そのものが、僕にとって心地よいものなのです。今あるところが常にベストだと考えるなら、今あることに目を向けて、喜んだり楽しんだりしていたら、時間が有意義じゃないですか。過去を振り返って足りないものを数えるより、今この瞬間にできることを見つけて、そこに意識を向ける方が、僕にとってはずっと自然なことなのです。

仕事も、これと同じなんじゃないかと思います。目の前にある仕事を「しんどいこと」として捉えるか、「今ここでできること」として捉えるか。その意識の置き所ひとつで、同じ仕事でも、まったく違う時間に変わっていく。誰かに評価してもらうためではなく、自分自身がその時間をどう過ごしたいかという、自分本位な視点も、実は大切なんだと思います。

これは、夫婦関係にも通じる話だと思っています。パートナーとの毎日の関わりも、「義務だからやっている」と捉えるか、「今この人と一緒にいられる時間」として捉えるかで、まったく違う質感になります。同じ家事、同じ会話、同じ時間の過ごし方でも、意識の置き所ひとつで、しんどい作業にも、喜びの時間にもなり得るのです。相手のためだけでなく、実は自分自身のためにも、この意識の持ち方は大きく効いてくるのだと思います。

そんなこんなで、今日も一日、仕事をしておりました。しんどいことも、楽しいことも、いろいろありましたが、振り返ってみれば、それら全部が、今の自分にできることの積み重ねだったんだなと思います。明日もまた、目の前にあることに、意識を向けて過ごしていきたいと思います。

#絆深 #夫婦関係 #仕事観

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