離婚届を出す前に、一度だけ聞かせてください。あなたは、なぜ生まれてきたのですか。【夫婦学】
人は安心した時にしか、本音を話せない。
このシリーズでは、「安心」「本音」「受容」が人生をどう変えていくのかを、一緒に考えていきます。
「別に、この人と結婚するために生まれてきたわけじゃない。」
そう思ったこと、ありませんか。
冷え切った夫婦関係のご相談を受けていると、
多くの方が、
一度はこの言葉を心の中で呟いています。
「なんでこの人と一緒にいるんだろう。」
「なんで自分は、こんな思いをしてまで結婚生活を続けているんだろう。」
その先に、
もっと大きな問いが顔を出すことがあります。
「そもそも、私は何のために生まれてきたんだろう。」
「疲れ果てた人ほど、この問いにたどり着きます。」
夫婦関係がうまくいっている時、
人は「なぜ生まれてきたか」なんて考えません。
考えるのは、
今日の夕飯や、
子どもの予定や、
明日の仕事のことです。
でも、
心がすり減り、
会話がなくなり、
「もう無理かもしれない」
と思い始めた時、
人はふと、
もっと根本的な問いに引き戻されます。
「私は、何のために生きているんだろう。」
「この人と、何のために一緒にいるんだろう。」
それは、
夫婦関係の危機であると同時に、
自分自身の存在そのものを見つめ直す機会でもあるのだと、
私は思っています。
「私は、『一人で生まれてきた人はいない』と思っています。」
これは、
きれいごとでも、
慰めの言葉でもありません。
どんな人も、
必ず誰かとの関係の中で生まれ、
誰かとの関係の中で育ち、
誰かとの関係の中で、今も生きています。
完全に一人で存在している人は、
一人もいません。
そして、
人にはそれぞれ違いがあります。
得意なこと、
苦手なこと、
性格、
考え方、
時には病気や障害、
コンプレックスやトラウマまで。
私は、
その「違い」こそが、
誰かと支え合うための入口になると考えています。
長所だけでなく、
短所や弱さも含めて、
です。
夫婦がこれほどまでに違う人間である理由は、
もしかすると、
そこにあるのかもしれません。
「『なぜこの人なんだろう』ではなく、『なぜ一緒にいるんだろう』を考えてみてください。」
パートナーを選んだ理由を、
今さら美化する必要はありません。
「運命の人だった」
なんて、
無理に思い込まなくていいのです。
大切なのは、
「なぜこの人と出会ったか」
ではなく、
「今、なぜ一緒にいるのか」
を、
もう一度、自分の言葉にしてみることです。
腹が立つことも、
すれ違うことも、
きっとたくさんあると思います。
それでも、
違う人間同士だからこそ、
補い合える部分が、
どこかにあるはずです。
その違いを、
「うっとうしいもの」
としてではなく、
「支え合いの入口」
として、
一度だけ見てみてほしいのです。
「今日、パートナーの『違い』を一つだけ、書き出してみてください。」
短所でも、
苦手なことでも、
構いません。
そして、
それを責めるのではなく、
「これがあるから、私はどこかで助けられているのかもしれない」
と、
一度だけ考えてみてください。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
問い続けること自体に、
意味があります。
次回予告(明日18時投稿)
「なぜ、こんなに違う人と一緒にいなきゃいけないの。」
その苦しさの正体。
次回は、その「違い」がなぜこんなにも苦しく感じられるのか、
そしてその苦しさの奥に本当は何が隠れているのかを、
もう少し深く考えていきます。
「合わない」と感じたあの瞬間、実はあなたの中で何が起きていたのでしょうか。
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今日はここまで。
最後まで読んでくださって、
本当にありがとうございました。
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小さな安心
今日は、僕が研究しています夫婦の関係性において、新たな発見がありました。
それを率直にお話ししてくれた方に、これからも引き続きお話が聞けたらと思います。
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また明日18時。
ここでお会いしましょう。
