出来事は違っても、根っこは同じ。
ここ最近、仕事がいくつも重なってしまい、自分にとって都合の良くない出来事が続けて起こりました。忙しさが重なると、一つ一つの出来事にじっくり向き合う時間もなくなり、気づけば心の余裕が削られていく。そんな感覚があります。
こういう時、正直に言うと、自分自身に余裕がなくなります。余白がなくなる、という感覚の方が近いかもしれません。生き生きと過ごすことが、少し苦しくなる瞬間があります。
そんな時、僕がどうするか。
大げさに言えば「流れに身を任せる」なのですが、実際の感覚に近いのは「どうにでもなるやろ」という発想です。資金繰りに苦しくなる時もあります。人間関係に悩む時もあります。それでも僕は、その状況が自分に何をもたらしてくれるのかを考えるようにしています。
苦しい出来事の中にいる時、それをただの「困った出来事」として終わらせるのではなく、「これは自分に何を教えようとしているんだろう」と、一歩引いて見てみる。そうすると、同じ苦しさでも、少しだけ扱い方が変わってくる気がしています。
こうして自分自身が悩み、苦しむという経験をしてきたからこそ、思うことがあります。
もし僕が、一度も苦しい状況を経験したことがなかったら、どうなっていたでしょうか。おそらく、目の前で悩んでいる方に対して、頭で理解した言葉をかけることしかできなかったと思います。「大丈夫ですよ」「きっと良くなりますよ」といった、表面をなぞるだけの言葉です。
でも実際に、資金繰りに苦しみ、人間関係に悩み、余裕をなくした経験があるからこそ、その苦しさの手触りが、なんとなくわかります。手触りがわかるからこそ、かける言葉も変わってきます。
僕は、皆さんが悩んでいる、苦しんでいるという状況を、ある程度は同じように経験してきました。もちろん、全く同じ状況ではありません。仕事の重なり方も、資金の悩みも、人間関係のこじれ方も、一人一人違います。
でも、その悩んでいる原因を抽象的に捉えたときに、事象としては違っていても、根本のところでは同じような原因にたどり着くことがあるなと感じています。
これは、前回お話しした「夫婦の形はそれぞれ違う」という話ともつながっています。夫婦の形はそれぞれ違う。人の悩みも、出来事としては一人一人違う。それは間違いありません。
でも同時に、人の悩みや、夫婦の形というものは、根本のところでは、皆どこかでつながり合っているのだと思います。表面に出てくる出来事は違っても、その奥にある構造は、意外と共通している。個別の内容を丁寧に伺いながらも、その奥にある共通する構造を見失わないこと。この両方を同時に持ち続けることが、僕にとってはとても大事な姿勢になっています。
だからこそ僕は、皆さんに寄り添ってお話を聞こうと思うのです。
出来事だけを見れば、一人一人まったく違う話です。でも根本でつながっているからこそ、僕自身がくぐってきた苦しさや、そこから見えてきたものを、目の前の方の状況に重ねてお話しすることができる。それは「あなたと同じ経験をしました」という話ではなく、「根っこのところで、似た構造を見てきました」という話です。
例えば、仕事が重なって余裕を失うことと、夫婦関係の中ですれ違いが積み重なって余裕を失うことは、出来事としては全く違います。仕事の締め切りと、パートナーとの会話不足は、一見何の関係もありません。でも、どちらも「余白がなくなる」ことで視野が狭くなり、本来なら気づけたはずのことに気づけなくなる、という点では同じ構造をしています。この構造に気づけるかどうかで、対処の仕方も変わってくると僕は思っています。
そして、お話を伺う中で、心の向きが変わること、つまり解釈が変わることによって、悩みが少しでも軽くなるのであれば、僕はそのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
出来事そのものを変えることは、簡単にはできません。仕事が重なってしまったことも、資金繰りが苦しいことも、すぐには解決しないかもしれません。でも、その出来事をどう受け止めるか、どう解釈するかは、変えられる部分があります。
「どうにでもなるやろ」という発想も、出来事が消えたわけではなく、出来事に対する自分の向き合い方が変わっただけです。それだけで、同じ状況でも、心の重さは変わってきます。不思議なもので、同じ出来事なのに、それを「終わり」と捉えるか「途中」と捉えるかだけで、次の一歩の踏み出し方まで変わってくるのです。
夫婦の形も、人の悩みも、一人一人違います。でも根っこのところではつながっている。だからこそ僕は、これからも一人一人のお話を丁寧に伺いながら、その方の心が少しでも軽くなる解釈の変え方を、一緒に探していきたいと思っています。悩みが完全になくなることはなくても、心の向きが少し変わるだけで、明日の景色は変わって見えるはずです。
今日はここまで。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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小さな安心
今日は皆さんに伝えたい考え方をずっとまとめておりました。
少しでもお悩みが改善するように。
より一層、関係性が良くなるように。
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また明日18時。
ここでお会いしましょう。
